睡眠困難は発作性AFの危険因子か

 近年、心房細動(AF)と睡眠障害は増加の一途をたどっており、医療経済への影響が懸念されることから、両疾患の予防を目的とした危険因子の探索が行われている。睡眠障害がAFのリスクを上昇させるとの報告もあるが、両者の関連についてはいまだコンセンサスが得られていない。こうした中、東京都世田谷区の玉川医師会では、地域住民を対象にAFと生活習慣との関連性についての研究TAMAGAWA-AFの一環として、AFと睡眠との関連について検討。池上内科循環器内科クリニック(東京都)院長の池上晴彦氏が、第44回日本睡眠学会(6月27〜28日)で結果を報告した。