感染症予防のため失った遺伝子機能が仇に
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200万~300万年前に人類が感染症から逃れるために機能を喪失した遺伝子が仇となり、動脈硬化を発症しやすくなっている可能性が濃厚になってきた。この遺伝子を欠損したマウスに現代人の食事に近い高脂肪食を与えるなどしたところ動脈硬化が進展し、この仮説が支持された。筑波大学の川西邦夫氏らが米・University of Californiaと共同で研究、Proc Natl Acad Sci USA(2019年7月22日オンライン版)に報告した。