食品塩分の規制緩和で心疾患と胃がん増加

 英・Imperial College LondonのAnthony A. Laverty氏らは、英国国民における塩分摂取量の動向を解析した結果、2003〜10年は毎年着実に塩分摂取量が減少していたが、2011年に食品の塩分含有量に関する規制が緩和されて以降、減少傾向が鈍化していることが判明したとJ Epidemiol Community Health(2019年7月18日オンライン版)に発表した。それによって心血管疾患(CVD)と胃がんが増加しているという。