栄養状態を考慮した精神科医療を

 各種栄養素の絶対的または相対的な不足は、心身に悪影響を及ぼすことが知られているが、山口病院(埼玉県)精神科部長の奥平智之氏は精神科領域においては患者の栄養状態を十分に把握せずに治療が行われているケースが多いと指摘。第1回オーソモレキュラー医学会(JSOM、7月20〜21日)で、同氏はこの問題に言及し、「栄養精神医学」の重要性を訴えた。