口腔細菌が発がん物質産生に関与か

 近年、口腔細菌が誤嚥性肺炎や生活習慣病と関連するとの報告が相次いでいる。岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の横井彩氏、同科教授の森田学氏らの研究グループは、がんの発症に関与する口腔内のアセトアルデヒド濃度と舌表面の細菌数との関連を検討。アセトアルデヒド濃度に影響を及ぼす細菌叢の特徴を解明したと、J Appl Oral Sci2019; 27: e20180635)に報告した。(関連記事「理解難しい口腔内状態、数値化でわかりやすく」、「歯周病による生活習慣病のエビデンス続々」)