コンタクトレンズ適正販売で新システム

 医師の処方箋や検査なしにインターネット経由や量販店などでコンタクトレンズを購入する不適切販売に歯止めがかからない。2017年に厚生労働省がコンタクトレンズの適正販売を促す通知を発出したものの、実効性に乏しく、関係者は不適切販売是正への道のりが険しいことを思い知らされた格好だ。そのような中、これまでのように規制を強化する方法ではなく、市場原理に逆らわずにユーザー、メーカー、眼科医の三者がメリットを享受できるとした、新しい販売システムが立ち上がった。この試みは閉塞的な状況を打破できるのだろうか。新システムを始めたさど眼科(仙台市)院長の佐渡一成氏に解説してもらった。