「随時血糖値115」で糖尿病の発症を予測

 定期的な外来の血液検査で測定した随時血糖値(RPG)により、糖尿病の発症を予測できる可能性が示された。米・Atlanta VA Health Care SystemのMary K. Rhee氏らは、米国の退役軍人90万人超のRPGを解析した結果、RPGが糖尿病と診断される200mg/dL以上に達していなくても、1年間に2回以上115mg/dL以上を記録した人は5年以内に糖尿病と診断される確率が高かったとPLoS One2019; 14: e0219964)に発表。外来でのRPG測定が、糖尿病発症前の高リスク患者に対する早期予防的介入を可能にするかもしれないとしている。