DOAC vs. ワルファリン、3年後の結果は?

 わが国では直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)が、非弁膜症性心房細動 (NVAF)患者の脳卒中予防に用いられ、抗凝固療法に占める割合は年々高まっている。しかしながら、ワルファリンに比べ臨床導入後の歴史が浅く、実臨床における長期的なデータは十分ではない。日本大学循環器内科学分野主任教授の奥村恭男氏は、抗凝固薬を投与されたNVAF患者を対象としたSAKURA AF Registryの3年にわたる投与結果を、第66回日本不整脈心電学会(7月24~27日)で報告した。