ネアンデルタール人にサーファーズイヤー

 米・Washington UniversityのErik Trinkaus氏らは、保存状態が良好な古代人類の化石77点の外耳道を調査した結果、慢性的な冷水刺激により発症するサーファーズイヤー(外耳道外骨腫)が、ネアンデルタール人で高頻度に認められたとPLoS One(2019; 14: e0220464)に発表した。ネアンデルタール人は考古学的に考えられているよりも高い頻度で、魚介類などの水産資源を食料として採集していた可能性が示唆されるという。