チカグレロル併用でMACEを有意に抑制
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心筋梗塞および脳梗塞の既往歴がなく2型糖尿病を合併する冠動脈疾患(CAD)患者、特に経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を施行した患者において、経口P2Y12受容体阻害薬チカグレロルとアスピリンの併用療法がアスピリン単独療法に比べて主要心血管イベント(MACE:心血管死、心筋梗塞または脳梗塞の複合)の発生を有意に抑制することが示された。米・Brigham and Women's Hospital Heart and Vascular Center/Harvard Medical SchoolのDeepak L. Bhatt氏とフランス・Universite de Paris/Hopitaux de ParisのPhilippe Gabriel Steg氏が、42カ国の1万9,000例超を対象に行われた二重盲検ランダム化比較第Ⅲ試験THEMISとTHEMIS-PCIの結果を欧州心臓病学会(ESC 2019、8月31日~9月4日、パリ)で発表した。詳細はN Engl J Med(2019年9月1日オンライン版)とLancet(2019年9月1日オンライン版)に同時掲載された。