ゲノムと先制医療で確実な予防・治療を
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「人生100年時代」といわれるほど、日本人の平均寿命は延伸の一途をたどる。一方、健康寿命の伸びはそれに伴っておらず、高齢者の健康維持は喫緊の課題である。かねてから健康長寿のための医療として先制医療の重要性を訴えている京都大学名誉教授で神戸医療産業都市推進機構名誉理事長の井村裕夫氏は、第19回抗加齢医学会(6月14日~16日)で、これからの医療の方向性を展望。「ゲノム技術に裏打ちされたPrecision Medicine(精密医療)による効率的、効果的な医療の発展と、疾病の個別化予防をかなえる先制医療の実現が望まれる」と述べた。