パンチドランカーの原因蛋白を可視化
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ボクシングなどのコンタクトスポーツにおいて、頭部への反復的な打撃や外傷が加えられることで数年〜数十年後に進行性の神経変性疾患を発症する遅発性脳障害。いわゆる"パンチドランカー"の症状の発現および重症度について、慶應義塾大学精神・神経科学教授の三村將氏らの研究グループは量子科学技術研究開発機構(量研)との共同研究により、脳内タウ蛋白の蓄積量と関連することを明らかにしたとBrain(2019年9月2日オンライン版)に報告。この成果は、量研が開発した生体内でのタウ蛋白を可視化するPET技術を応用したものという。