運動習慣、継続は力なり

 身体活動と死亡の関連を検討した研究の多くは、ベースライン時の身体活動のみを評価しており、長期の身体活動パターンが死亡リスクにどのような影響を及ぼすかは分かっていない。ノルウェー・Norwegian University of Science and TechnologyのTrine Moholdt氏らは、同国の前向き住民ベースコホート研究Nord-Trøndelag Health Study(HUNT study)において、22年間にわたり身体活動パターンと死亡リスクとの関係を検討。身体活動レベルが持続的に高かった人と比べて、身体活動レベルが持続的に低かった人や低下した人では、全死亡および心血管死のリスクが約2倍に高まるとの解析結果を欧州心臓病学会(ESC 2019、8月31日~9月4日、パリ)で発表した。