学童期の難聴、軽度でも行動や成績に影響

 小児の難聴は増加傾向にある。オランダ・Erasmus University Medical CenterのCarlijn M.P. le Clercq氏らは、同国ロッテルダム市の出生児を対象としたコホート研究のデータを用いて、軽度難聴(聴覚機能のわずかな低下を含む)が児の行動および学業に及ぼす影響を解析。その結果、軽度難聴とされる低周波の聴力閾値の上昇に伴い、児の問題行動が顕著になり、学業不振に陥ることが明らかになったとJAMA Otolaryngol Head Neck Surg2019年11月27日オンライン版)に発表した(関連記事「幼児期の難聴は軽度でも脳機能に影響」)。