厳格な降圧が高齢者の死亡リスクに
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フレイルでない高齢者では収縮期血圧(SBP)が120mmHg未満であることが心血管や死亡率に便益をもたらすことがランダム化比較試験により示されているが、フレイルの高齢者と血圧の関連は明らかでない。英・University of ExeterのJane A.H. Masoli氏らは、75歳以上の高齢者41万例超の電子健康記録を用いた前向き観察研究の結果、ベースライン時のフレイルの状態にかかわらず血圧が正常値よりも低い高齢者では、正常値の高齢者よりも死亡リスクが上昇することが分かったとAge and Ageing(2020年3月5日オンライン版)に発表。厳格な降圧管理の安全性と利点を評価する必要があると述べている。