10mm超の偶発膵がんの発見にPETが有用

 腫瘍径10mm以下の小膵がんの検出は困難とされるFDG-PETだが、腫瘍径が10mmを超えれば検出可能となり、臨床的な有用性は高いと考えられる。順天堂大学放射線科教授の村上康二氏は、第79回日本医学放射線学会(5月15日~6月14日、ウェブ開催)で、早期の膵がん検出におけるFDG-PETの役割について考察し、PETにおける技術進歩を踏まえながらその有用性を論じた。