鶏卵アレルギー、負荷試験に代わる新検査法

 鶏卵は食物アレルギーの代表的な原因食物であり、鶏卵アレルギーの確定診断には食物経口負荷試験が欠かせない。しかし、アナフィラキシーなどの危険を伴うことから、より負担が少ない検査法の開発が求められている。国立成育医療研究センターアレルギーセンターセンター長の大矢幸弘氏、徳島大学先端酵素学研究所生態防御病態代謝研究分野教授の木戸博氏らの研究グループは、食物経口負荷試験に代わる鶏卵アレルギーの新しい検査法に関する応用研究を実施、結果をJ Allergy Clin Immunol PractS2213-2198(20)30285-3)に報告した。IgE抗体の"質"を評価する検査法だという。