味覚感度を改善する心リハが効果的

 日本心臓リハビリテーション学会の心臓リハビリ標準プログラムでは、急性期および回復期の心筋梗塞患者に対する食事指導として、減塩や心不全患者に対する低栄養状態の改善を提唱している。山陰労災病院(鳥取県米子市)第三循環器科部長の水田栄之助氏は、食生活に大きな影響を与える味覚感度の改善が、心臓リハビリテーション(以下、心リハ)における食事指導のターゲットになると主張する。第26回同学会(7月18~19日、ウェブ開催)で自験例を交えながら解説した。(関連記事「うま味」感度低下で肥満になる?