血友病治療の患者負担が大幅に改善

 血友病Aは血液凝固第Ⅷ因子(FⅧ)の、血友病Bは血液凝固第Ⅸ因子(FⅨ)の質的・量的低下により生じる血液凝固異常症である。近年、新たな薬剤の開発が進み、治療は大幅に進歩した。奈良県立医科大学小児科准教授の野上恵嗣氏は、第42回日本血栓止血学会(7月1日~31日、ウェブ開催)で、血友病治療にもたらされたパラダイムシフトを解説した。