透析患者の認知機能低下にCVD既往が関連

 慢性腎臓病(CKD)は成人の8人に1人と推定され、新たな国民病とも呼ばれている。大阪市立大学大学院血管病態制御学研究教授の庄司哲雄氏は、透析治療を受けているCKD患者の認知機能低下に心血管疾患(CVD)既往および拡張期血圧(DBP)低値が密接に関連すると、第52回日本動脈硬化学会(7月17~31日、ウェブ開催)で発表した。