気管支拡張症の増悪を抑制する新薬
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好中球エラスターゼを含む好中球セリンプロテアーゼは、気管支拡張症の病態生理において中心的な役割を果たすと考えられている。英・Ninewells Hospital and Medical SchoolのJames D. Chalmers氏らは、気管支拡張症患者を対象に好中球セリンプロテアーゼ活性化酵素DPP-1を可逆的に阻害する経口DPP-1阻害薬brensocatib(INS1007)の有効性と安全性を第Ⅱ相ランダム化比較試験で検討した結果、同薬はプラセボに比べて増悪リスクを有意に低下させたとN Engl J Med(2020年9月7日オンライン版)に発表した。