コロナの神経症状が予後に多大な影響
- 脳・神経
- 学会レポート
- パンデミック
- 呼吸器感染症
- 感染症
- 感染症全般
- 新型コロナウイルス感染症
- 新興感染症
- 日本神経学会
- 神経内科
- 神経学会
- 神経疾患
肺炎などの呼吸器症状が中心とされがちな新型コロナウイルス感染症(COVID-19)だが、患者の3~6割では頭痛や嗅覚障害、味覚障害、意識障害、四肢筋力低下といった神経症状が見られ、社会復帰を妨げる後遺症を残すケースも少なくない。COVID-19患者を数多く受け入れている国内有数の感染症指定医療機関の神戸市立医療センター中央市民病院脳神経内科部長でCOVID-19対策本部診療担当の川本未知氏は、第61回日本神経学会(8月31日~9月2日、ウェブ併催)で「COVID-19の神経症状は二次的なものではなく、主症状の1つと考えられる」と報告した。