未治療進行胃がんの免疫療法
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HER2陰性で局所進行/転移性の胃/胃食道接合部がんに対する一次治療では、標準化学療法のみでは全生存期間(OS)が不良であることがこれまでの臨床研究から示されている。非盲検の第Ⅲ相ランダム化比較試験CheckMate-649では、HER2陽性以外で未治療の局所進行/転移性胃/胃食道接合部がん・食道腺がん患者を対象に化学療法単独、化学療法+抗PD-1抗体ニボルマブ併用、化学療法+ニボルマブ+抗CTLA-4抗体イピリムマブ併用の3群を比較。欧州臨床腫瘍学会(ESMO Virtual Congress 2020、9月19~21日、ウェブ開催)では、PD-L1陽性例〔Combined Positive スコア(CPS)5以上〕において化学療法+ニボルマブ併用は化学療法単独と比べてOSを有意に延長したことをドイツ・Johannes-Gutenberg University ClinicのMarkus Moehler氏らが報告した。