コロナ感染リスクを経路別に数値化

 近畿大学環境医学・行動科学教室准教授の東賢一氏らの研究チームは、医療現場における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)への感染リスクを「空気感染」「飛沫感染」「接触感染」の経路別に推算するモデルを構築。患者と医療従事者が近接する状況下で、SARS-CoV-2感染リスクへの寄与率の数値化に成功した。その結果、主な感染経路は飛沫感染だが、接触感染や空気感染の可能性もあることが明らかとなった(Environ Int 2020; 147: 106338)。