心筋梗塞の瞬間死リスクを運動で低下

 虚血性心疾患は世界でも主要な死因の1つで、その予防は公衆衛生上の優先事項となっている。デンマーク・Bispebjerg Frederiksberg University HospitalのKim W. Hansen氏らは、身体活動と心筋梗塞(MI)急性期(即時〜28日以内)の死亡との関連について検討し、結果をEur J Prev Cardiol(2021年2月10日オンライン版)に報告。「MIの急性期死亡のうち62%が瞬間死(instant death)だったが、身体活動により瞬間死のリスクを低下できることが示唆された」と述べている。