コロナワクチン1回接種で入院率9割減少

 2回接種タイプの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンについて、1回目の接種と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連の入院率との関連を全国規模で検討した初の研究結果が報告された。英・University of EdinburghのEleftheria Vasileiou氏らは、スコットランドのほぼ全人口をカバーするCOVID-19データベースを用いた前向きコホート研究で、ワクチンの1回目接種から4週後(28~34日)の入院リスクが89%低下したとLancet2021年4月23日オンライン版)に発表した。80歳以上の高齢者でも入院リスクを83%減らす効果が示された。