RSウイルス流行にコロナが影響?
- 呼吸器
- 感染症
- 臨床医学
- 学会レポート
- RSウイルス感染症
- その他国内学会
- てんかん
- パンデミック
- 呼吸器感染症
- 喘息
- 小児科
- 感染症
- 新型コロナウイルス感染症
- 新興感染症
昨年(2020年)は年間を通じて大きな流行が見られなかったRSウイルス感染症だが、今年に入り患者が増加傾向にある。特に5~6月にかけて急増し(関連記事「RSウイルス感染症、5週連続増加」「RSウイルス感染症、最多を更新」)、現在の調査手法を採用した2018年以降では最多のペースで流行拡大が続いている。第62回日本臨床ウイルス学会会長で東京医科大学小児科・思春期科学分野主任教授の河島尚志氏は、同学会(6月12~13日、ウェブ開催)で、RSウイルス感染症が重症化するメカニズムについて解説。「昨年RSウイルス感染症が流行しなかったことによる免疫力の低下に加え、コロナ下の外出自粛により日光浴をする機会が減少したことで乳幼児のビタミンDが欠乏し、RSウイルス感染症の重症化につながる可能性もある」と指摘した。