ベンゾ系薬の使用抑制に抑肝散が寄与

 2018年度診療報酬改定では、不眠や不安に対するベンゾジアゼピン(BZ)系薬の長期処方などが減算対象となった。しかし、BZ系薬の減量方法は確立されておらず、対応に苦慮するケースもある。久留米大学神経精神医学講座教授の小曽根基裕氏は、第71回日本東洋医学会(8月13~15日、ウェブ開催)で不眠症の適応がある漢方薬の抑肝散を紹介。診断後の睡眠衛生指導に抑肝散を併用することでBZ系薬の使用抑制につながると述べた。