添付文書改訂で進むかクロザピンの普及

 クロザピンは治療抵抗性統合失調症に効果が認められている唯一の治療薬だが、その添付文書が今年(2021年)6月に改訂されたことをご存じだろうか。アカデミアが主導した今回の改訂で大きな役割を果たした国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部部長の橋本亮太氏が、第117回日本精神神経学会(9月19~21日、ウェブ併催)でその経緯を振り返り、あらためてクロザピンの普及を訴えた。