IARCが子宮頸がん検診の有効性を再評価

 世界保健機関(WHO)のがん研究専門機関である国際がん研究機関(IARC)は、子宮頸がん検診ハンドブックを改訂し、概要をN Engl J Med(2021; 385: 1908-1918)に発表した。同ハンドブックは、各種検診方法に基づく子宮頸がん罹患率・死亡率減少効果と不利益のエビデンスを評価したもので、2005年に初版が発表されて以降、新たなエビデンスが公表されたため再評価が必要とされていた。なおWHOは、同ハンドブックのレビュー結果を基に子宮頸がんのスクリーニングと治療に関するガイドラインを改訂した。 

※IARC子宮頸がん検診ハンドブック作業部会のメンバーで、帝京大学看護学科教授の濱島ちさと氏による解説はこちら