先進的抗リウマチ薬、費用対効果高いのは?

 近年、相次いで臨床現場に登場している生物学的製剤(bDMARD)や、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬に代表される分子標的型の疾患修飾性抗リウマチ薬(tsDMARD)は、関節リウマチ(RA)の薬物療法において優れた有効性を発揮する。しかし、これらは高薬価になる傾向があり、投与に際しては患者の経済的負担も考慮する必要がある。そこで松野リウマチ整形外科(富山県)院長の松野博明氏は、RAの疾患活動性指標であるDAS28-CRPを用いて各種bDMARDおよびtsDMARDの費用対効果を第66回日本リウマチ学会(4月25~27日)で比較。費用対効果に優れる薬剤を検証した。