80代への心房細動アブレーションは安全かつ有効

 肺静脈隔離術(PVI)は症候性心房細動の一次治療として確立されているが、超高齢患者におけるエビデンスは十分とは言い難い。日本医科大学病院循環器内科講師の淀川顕司氏らは、同院の80歳以上の心房細動患者108例を対象に、心房細動に対するアブレーションの有効性および安全性を検討。その結果、1年後の洞調律維持率は73.6%で、合併症は2.7%に生じたが、いずれも後遺症なく退院に至ったことから、安全かつ有効だと、第68回日本不整脈心電学会(6月8~11日)で発表した。