難病・心サルコイドーシスの臨床像を解明
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サルコイドーシスは多臓器に原因不明の炎症が生じる肉芽腫疾患で、厚生労働省が指定する難病の1つである。うち心臓に発現するものを心臓サルコイドーシス(CS)と呼び、心不全や致死性不整脈を引き起こす。比較的まれな疾患なため、国内外とも小規模なデータしか存在せず、CS患者の実態は明らかでなかった。北里大学循環器内科学の鍋田健氏らの研究グループは、CS患者が対象の多施設後ろ向きレジストリデータを検証。心イベント発生率および心イベントとの関連因子などの結果をEur Heart J(2022年7月4日オンライン版)に発表した(関連記事「日本発・世界最大の心サルコイドーシス研究 多施設後ろ向きレジストリILLUMINATE-CS」)。