インスリン抵抗症、疑うときはここを見ろ!
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インスリン抵抗症はインスリン受容体機能の障害により高度のインスリン作用低下を呈する疾患で、日本では1996年にインスリン受容体異常症A型およびB型として診断基準がまとめられた。しかし20年以上改訂が行われず、現状にそぐわない部分も出てきたことから、昨年(2021年)診断の新基準が発表された。神戸大学大学院糖尿病・内分泌内科学部門准教授の廣田勇士氏は第65回日本糖尿病学会(5月12~14日)で、新診断基準を検討する契機となった診療実態調査について解説した上で、新たな疾患分類や診断基準の要点を説明。A型インスリン抵抗症では空腹時インスリン値や身体所見、B型インスリン抵抗症では高血糖に加え低血糖の出現も診断時のポイントの1つになると強調した。