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LIFESTYLE 〜人生をもっと豊かに〜
2018.4.5

日本・スウェーデン外交関係樹立150周年
高齢社会の中で幸せなライフスタイルを考える

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駐日スウェーデン全権大使:マグヌス・ローバック氏

Ambassador Magnus Robach 駐日スウェーデン全権大使:マグヌス・ローバック氏:1952年生まれ。1976年スウェーデン外務省に入省。
1977〜1980年 在エジプトスウェーデン大使館一等書記官。1980〜1982年 在フランススウェーデン大使館一等書記官。1982〜1986年 在日本スウェーデン大使館報道広報担当官。駐ベルギー、駐ブラジルスウェーデン大使を務めたのち、2014年に駐日スウェーデン大使に就任。

 2018年、スウェーデンと日本は外交関係樹立150周年を迎えた。両国はこれまでビジネスをはじめ、社会問題や文化、学術、そして医療など幅広い分野で緊密なパートナーシップを築いてきた。駐日スウェーデン大使のマグヌス・ローバック氏に、これからの両国の関係と高齢社会における幸せなライフスタイルについてのお話を伺った。

Sweden Japna

1868年に日本とスウェーデンは修好通商航海条約を締結した。明治政府が外交関係を確立した最初の国であり、以来両国の関係は発展。今年は150周年を迎え、1年を通して多くの祝賀行事が行われる。両国の「伝統」と「イノベーション」の精神をもとに、将来に向けた新たな協力関係を築く。

交流を深め、お互いの優れた部分を吸収し合っていく

── スウェーデンと日本の外交関係樹立150周年の意義についてお聞かせください。

 本年は、日本とスウェーデンの外交関係の重要性を改めて認識する機会となる、歴史の転換点に当たる年です。アジアにおいては、中国の台頭で日本はこの20年ほど経済大国でありながらも、やや日の当たらないポジションを強いられてきました。

 しかし現在は、世界全体が不安定で不透明感が高まる中、どのような国との友好関係が重要なのかを各国が模索しています。そのような時には、民主的で人権的で国家が安定していることが重要です。日本は経済も上向きになり、国政も安定し、自由貿易を堅持しています。両国にとって、この2018年が特に大きな変化の突破口になる年であると思います。ビジネスや国際問題、学術交流、さらには高齢社会や男女平等などの社会問題について、様々な交流を進めていきます。

── スウェーデンの医療・福祉に関する特徴について教えてください。

 スウェーデンのヘルスケアに関しての方針としてはっきりしていることは、過去100年にわたり、国の基盤であり最も重要な公共医療を発展させてきたということです。公的セクターでは特に予防医療に重点をおいています。世界と比べても高いレベルの医療の提供を実現できていますが、そこへのアクセスに関しては課題もあります。ITを医療に取り入れたEヘルスも広まりましたが、コストの問題などを解決して、さらに良いものにしていかなければならないと感じています。

── 高い税金制度でも福祉が充実し、国民の満足度はかなり高いと言われています。若年者層と高齢者層それぞれが直面している課題はどのようなことでしょうか。

 子育て世代は大抵が共働きですが、子供と過ごす時間の大切さを重要視しています。いわゆるライフワークバランスをどのように確保できるかがこれからの課題でしょう。社会制度の充実の結果、日本に比べ若年世代の将来に対する不安が少なく、もっと子供が欲しいと多くのカップルが望んでおり、高い出生率をキープできています。

 一方、高齢者に対しては、できるだけ家で世話をするという方向性が良いかと思いますが、在宅看護や介護では人材不足がどうしても生じます。私の父も80歳で認知症と診断され、85歳で施設に入るまでは母が介護をしていました。スウェーデンでは人材不足を補うため、移民を受け入れヘルスケアに従事してもらっています。高齢者ケアに関しては、日本とスウェーデンでのお互いの経験の情報交換が盛んに行われています。

両国の伝統や文化に触れ互いの理解を深めていく

── ローバック大使は、日本ではどのような生活を送られていますか? 特にプライベートな時間の使い方について教えてください。

 仕事以外のプライベートの時間が少ないのですが......(笑)。妻は先日、静岡県下田市で休日を過ごし、大いに楽しんだようで、日本から離れたくないと言っています。私は友人とハイキングや登山をしたいと思っています。日本各地も訪れていますが、特に長崎がお気に入りです。スウェーデンからの日本への観光客も安定的に増えてきています。

── スウェーデンの観光で大使がお勧めする場所はありますか?

 異国情緒を味わいたいなら、スウェーデン北部がお勧めです。観光客も少なく、スウェーデン本来の姿を味わえます。世界一オーロラ観測に適した場所と言われるアビスコ国立公園や、ユッカスヤルビにあるアイスホテルにはきっと感動するでしょう。私も-5℃の中で一泊しました。世界中のアーティストがここに集まり、部屋のデザインやアート制作に携わっています。ぜひ宿泊して楽しんでみてください。

 そしてもう1カ所お勧めしたいのが、スウェーデンの国民的画家であるカールとカーリン・ラーション夫妻が住んでいたダーラナ地方にある家です。北欧デザインの前進的役割を果たした夫妻の足跡が見られます。

── お忙しい大使が日課とされていることはありますか?

 毎朝ジョギングをしています。2日に一度は6キロほど走っています。それから時々、テニスもしています。

── 最後にローバック大使ご自身にとっての"幸せな人生"とは具体的に何を指すか教えてください。

 私はいろいろなことに興味があり、広範囲に手を広げたい性格です。その中でも情熱を持って取り組んでいるのが音楽です。30年ほど前に、尺八の人間国宝である横山勝也さんをご紹介いただき、レッスンをしていただきました。非常に難しい楽器で息を吹き込むのも大変ですが、その体験をきっかけに、日本的な審美の世界に目覚めました。私にとっての幸せな人生とは、さまざまなことに挑戦することです。

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