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LIFESTYLE 〜人生をもっと豊かに〜
2018.4.5

国を信頼し、人々が自信を持つことが健康的な人生を過ごすことにつながる

Promotion

Dr. Peter Berggren:ペーテル・ベルググレン 氏:スウェーデンの家庭医。ヴェステルボッテン県ストルマンの地方医療センターCEO、スウェーデン地方医療協会の理事。
趣味は釣り。今回、初来日し、ソーシャル・イノベーション・ダイアログにおいて講演を行なった。
【受賞歴】
2013 "Västerbotten Grand Pris"
2013 Winner of "Wild man" torophy
2014 Winner of the "Golden scalpel"
2016 Winner of the "Håkan Mogren price"

福祉国家として名高いスウェーデン。平均寿命は世界9位(2016年)、世界幸福度ランキングでも常に上位に位置することでも知られている。遠隔地医療の技術的ソリューションに関する取り組みを行っている医師ペーテル・ベルググレン氏に、スウェーデンの高齢者のライフスタイルや人生の楽しみ方などについて伺った。

健康寿命を延ばすスウェーデンの施策とは

── スウェーデンの高齢者は一般的にどのようなライフスタイルを送っているのでしょうか?

 スウェーデンでは65歳で仕事をリタイヤする人が多く、そこから旅行や食などを楽しみながら、80歳ぐらいまでを健康的に過ごしていきます。そのための社会保障制度を過去50年にわたり整え、築き上げてきました。

── 医療への意識が高いスウェーデンですが、健康寿命を延ばすための取り組みはどのようなものなのでしょうか?

 高齢者のための組織が自治体ごとに数多くあります。エクササイズやウォーキングなどの運動をする機会を積極的に提供し、高齢者自らが好きなものを選び、アレンジする仕組みが充実しています。これらが健康状態を維持することにつながっています。

 また、75歳以上の高齢者を訪問する"ヘルスケアオーガニゼーション"という組織があり、食事や運動などの指導をし、健康寿命を延ばすための活動をしています。

 さらに40〜60歳代で10年ごとに健康状態をチェックする機会を設け、喫煙の有無や運動頻度などライフスタイルに関する調査も行っています。これにより過去の健康データが蓄積され、現在60歳以上の70%以上が自分の健康データを把握しています。

── ご自身の周りの方はどのようなライフスタイルを送られているのでしょうか?

 友人の医師は、高齢になってからは仕事量を半分ぐらいに減らして、85歳で完全リタイヤするまで、大好きなイタリアに毎年旅行に行ったりして人生を楽しんでいました。特にカトリカという街が好きで、特別市民権を得るほどでした。彼に限ったことではなく、スウェーデンではリタイヤ後も定期的に仕事をするのは一般的です。特に医師や看護師の数に関しては、スウェーデンも日本と同様に人材不足です。そのため、リタイヤ後も自分のペースで仕事を続ける人が多く、リタイヤした人を積極的に雇用する民間会社が多くあります。

支払った税金に見合う公共サービスの充実

── スウェーデンは長生きをすることへの満足度が高いと思われますが、これはなぜなのでしょうか?

 北欧は小さい国が多いですが、国民の根底には強い自信があります。それは自分たちの国の政府に対する信頼感から生じています。病気になった時のヘルスケアや何かあった時の警察からのサポートなど、国のシステムに対しての信頼度が高いのです。これがさらに地域や近所などのコミュニティとの信頼感にもつながり、お互いの協力関係が培われています。このことが安全や安心につながり、その結果人々の幸せに結びついているのでしょう。

── 医療や教育が無料で受けられる分、人々が払う税金は高いと言われていますが?

 確かに税金は高いですが、腐敗や汚職などがなく、支払った税金が子供達の教育や健康維持・ヘルスケアのために使われていることを国民全体が信じ、理解しています。多くの国民は35%以上の所得税を払っていますが、それは当然のこととして受け止めています。それに見合うだけの教育や福祉、公共サービスが受けられるのですから。

── ご自身はリタイヤされた後、どのような生活を送られる予定ですか?

 仕事量を調整しながらですが、引き続き医療には携わっていきたいと思っています。森や山などの自然や釣りが好きなので、夏はそれを楽しみ、冬には仕事をするという生活が理想です。近所に住んでいる孫とも一緒の時間を過ごしたいと思います。それが若々しさの源になると思いますから。

 また海外旅行にも行きたいと思っています。今回、初めて日本を訪れましたが、みなさん親切で大変エンジョイできました。

ベルググレン氏の遠隔地医療に関する記事は、Medical Tribune 2018年4月5日号に掲載しています。

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