2018年01月22日号
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白と黒のフィーバー(編集部・陶山慎晃)

 昨年(2017年)6月に誕生したジャイアントパンダのシャンシャン。そのころころとした体型、愛らしい仕草、絶妙に配された白と黒の体毛に私を含め多くの人が魅了されています。12月から一般公開が始まると、その観覧抽選倍率が100倍を超える日もあったと報道されました。

 そんなシャンシャンフィーバーが続く一方、今年も歓迎されざるもう一つの"フィーバー"がそろそろ日本列島に広がります。

 そう、英語で言えば"hey fever"、つまり花粉症です。編集部では長年、花粉症に関する取材に力を入れており、先日も花粉の飛散予測に関する記事を掲載しました。

 この記事では、NPO花粉情報協会理事で気象予報士の村山貢司氏の予測を基に「今年は東北南部、関東、東海で花粉飛散多く」という見出しを付けました。しかし、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、この予測結果は調査する組織によって毎年のように異なります。

 例えば気象情報会社・ウェザーニュースでは、今年の花粉飛散を「全国的に平年より少ない」と予想しています。

 この違いの原因は何なのか? 以前に花粉情報協会のセミナーを取材した折、関係者に疑問をぶつけてみたところ「予測の根拠とするデータが異なるから」との答えが返ってきました。

 ちなみに同協会が根拠としているデータは、花粉が飛散する前年夏の気象条件や野外調査に基づく秋以降のスギ雄花の数、過去の花粉飛散量などです。

 一方、ウェザーニュースの公式サイトでは、花粉が飛散する前年夏の気象条件に加え、オリジナル花粉観測機「ポールンロボ」で得られた情報や、全国の調査協力者から寄せられる雄花の写真なども予測に利用しているとしています。

 確かに組織によって予測の根拠が異なっていますね。それに加え、「前年夏の気象条件」という共通の根拠についても、「夏」の期間、解析対象とする気象要因などで解釈が分かれるようです。

 しかしどのような事情があるにせよ、花粉症の治療にあたる医師や患者にとっては、精度が高く、統一された予測結果を教えてもらえるほうが有り難いと思います。

 どの情報源の予測精度が一番高いのか、つまり「白か黒かはっきりさせる」ための調査・取材などもできればいいなと感じています。白と黒、どちらの色も有するパンダは魅力的ですが、花粉症対策に重要なデータが"パンダ化"してしまうのは少し困りものです。

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