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糖尿病2019

SGLT2阻害薬、気になる副作用の実際は

糖尿病

2019年03月14日

 SGLT2阻害薬による糖尿病治療時に注意を要する副作用の1つに、性器腟カンジダ症などの性器感染症がある。米・Harvard Medical SchoolのChintan V. Dave氏らは、SGLT2阻害薬またはDPP-4阻害薬で治療中の2型糖尿病患者を対象に、後ろ向きコホート研究を実施。その結果、DPP-4阻害薬に比べSGLT2阻害薬では、性器感染症のリスクが約3倍に上ることが明らかになったと、Diabetes Obes Metab(2019; 21: 434-438)に発表した。

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父の不在、母の抑うつなどで子供が肥満に

糖尿病

2019年03月11日

 家族のストレスや父親の不在、母親の抑うつといった小児期の家族や家庭の環境に関わる複数の因子が肥満リスクの上昇に関連することが、21年間の長期にわたりチリ人の小児1,000例を追跡した研究で示された。研究結果は、米・University of California, San DiegoのPatricia East氏らがChild Obes(2019年1月24日オンライン版)に発表した。

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「怠惰で意志薄弱だから肥満」は間違い

糖尿病

2019年03月08日

 同じような生活環境下にあっても肥満になる人とスリムなままの人が存在し、一般的に肥満である人はその原因を「怠惰で意志薄弱であるから」とされがちである。こうした通説を覆す検討結果を、英・Wellcome Sanger InstituteのFemando Riveros-McKay氏らがPLoS Genet(2019年1月24日オンライン版)に報告した。報告によると、健康で痩せている人たちは重度肥満者に比べ体重を維持する遺伝的優位性を有しているという。

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高齢患者のHbA1c目標値、もっと簡単に算出

糖尿病

2019年03月07日

 2016年、日本糖尿病学会と日本老年医学会は、高齢糖尿病患者のHbA1c管理目標値について認知機能および日常生活動作(ADL)などにより3つのカテゴリーに分けて設定する「高齢者糖尿病の血糖コントロール目標」を合同で発表した。カテゴリー分類には21項目の質問を行う必要があったが、8項目の質問から成る短縮版でも遜色なく分類できることが分かった。日本老年医学会が昨年(2018年)11月に公式サイトの「高齢者診療におけるお役立ちツール」で公表し、日本糖尿病学会は今年3月4日に日本老年医学会公式サイトへの誘導を知らせた。(関連記事:「高齢者糖尿病の血糖管理目標発表、"下限値"も」「高齢者血糖管理目標の根拠」)

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糖尿病ではω-6脂肪酸摂取が高血圧リスクに

糖尿病

2019年03月07日

 金沢大学の研究チームは、日本人600例超を対象にした横断研究で食事からのn-6系(ω-6)脂肪酸の摂取と高血圧の関連を検討。その結果、食事からのω-6脂肪酸の摂取量増加は、健康な人では高血圧の予防と治療に有用な可能性があるが、糖尿病患者では同様の効果がなく高血圧リスクを上昇させる可能性があることが示された。詳細は同大学環境生態医学・公衆衛生学教授の中村裕之氏らがNutrients(2018; 10: E1825)に発表した。

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ナッツで糖尿病のCVDリスクが低下

糖尿病

2019年03月06日

 2型糖尿病患者では心血管疾患(CVD)の発症と死亡のリスクが上昇するが、ナッツを多く摂取するほど、これらのリスクが低下することが、米国の2型糖尿病患者1万6,000例超を対象とした前向きコホート研究により示された。リスクの低下は、糖尿病と診断された後にナッツの摂取量を増やした場合でも認められた。米・Harvard T. H. Chan School of Public HealthのGang Liu氏らが、Circ Res(2019年2月19日版)に発表した。

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「減量には朝食が必須」は嘘?

糖尿病

2019年03月05日

 一般的に朝食を取ることは体重管理で重要だと考えられているが、日常的な朝食の摂取が減量を促すことを支持するエビデンスはない、とのメタ解析結果が明らかになった。解析からは、1日当たりのエネルギー摂取量は朝食抜きの人よりも日常的に朝食を取っている人の方が高いことも分かったという。オーストラリア・Monash UniversityのKatherine Sievert氏らがBMJ(2019; 364: l42)に発表した。

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侮れない高尿酸血症の生命予後への影響

糖尿病

2019年02月26日

 生活習慣病の中で、高尿酸血症を軽く見る向きはないだろうか。しかし、男性においては、生命予後への影響が糖尿病や高血圧に匹敵することが分かった。山形大学公衆衛生学講座教授の今田恒夫氏が人口寄与危険割合(PAR%)という指標を用いて、約12万人の住民健診受診者のデータを解析した結果判明したもので、第52回日本痛風・核酸代謝学会(2月14~15日)で発表した。

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経口インスリンの実現に確かな一歩

糖尿病

2019年02月25日

 糖尿病患者に世界で初めてインスリン注射が施行されたのは、1922年のこと。以来、長く患者の"悲願"であった「経口インスリン」実現の突破口となる可能性を秘めたデリバリーシステムが登場した。米・Massachusetts Institute of Technology(MIT)などの共同研究グループは、インスリンをはじめとする生体高分子の経口投与を可能にする経口カプセル"self-orienting millimeter-scale applicator(SOMA)"を開発(写真)。

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スタチン療法で糖尿病網膜症リスクを低下

糖尿病

2019年01月31日

 台湾・Linkou Medical CenterのEugene Yu-Chuan Kang氏らは、約3万8,000例の2型糖尿病患者を対象にしたコホート研究の結果、スタチン投与群では非投与群に比べ糖尿病網膜症リスクが有意に低かったとJAMA Ophthalmol(2019年1月10日オンライン版)に報告した。

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糖尿病管理は低脂質高蛋白に軍配?

糖尿病

2019年01月30日

 2型糖尿病患者では、適切な食事療法が求められるが、総エネルギー摂取量に対する炭水化物の適切な摂取割合についてはさまざまな議論がされている。横浜市立大学附属市民総合医療センター内分泌・糖尿病内科部長の山川正氏は、2型糖尿病患者を対象としたSOREKA Studyで行った食事内容の調査を基に、各種栄養素の摂取割合とHbA1cとの関連を検討した結果を第22回日本病態栄養学会(1月11~13日)で紹介し、炭水化物摂取割合が62.5%以上の患者では、過剰摂取分を蛋白質に置き換えることが血糖コントロールの改善に有用である可能性を指摘した。

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幼少期のコメ蛋白質摂取が成熟期の肥満を抑制

糖尿病

2019年01月29日

 2型糖尿病、肥満、それらに関連する慢性腎臓病の増加が世界的に問題視されている。食事と肥満との関連については多数の報告があり、特に幼少期の食事内容がその後の肥満および肥満に関連する疾患の発症に関与する可能性が示唆されている。新潟大学大学院機能分子医学講座の樋口裕樹氏、特任教授の斎藤亮彦氏、同大学病態栄養学講座特任准教授の細島康宏氏らのグループは、幼少期の米(コメ)胚乳由来の蛋白質(図)摂取による成熟期への影響についてマウスで検討。その結果、幼少期の米蛋白質摂取が腸内細菌叢に影響を与え、肥満や肥満関連腎症の進行を抑制する可能性が示唆されたと、第22回日本病態栄養学会(1月11~13日)で報告した。

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レジ周りの菓子をなくすと食行動が健康的に

糖尿病

2019年01月29日

 レジ周りの陳列棚によく見かける甘い菓子やスナック類。これらをレジから遠ざける取り組みによって、不健康な食品の購入量が劇的に減少したことが、英国の消費動向に関するデータを用いた研究で明らかになった。研究を実施したのは、英・University of CambridgeのJean Adams氏らで、PLoS Med(2018; 15: e1002712)にその結果を発表。国民に健康的な食行動を促す施策として有望との見解を示している。

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心臓は超早業でエネルギー源を見極める

糖尿病

2019年01月25日

 ケトン体は、ブドウ糖とともにエネルギー源として利用される代謝産物である。以前は糖尿病ケトアシドーシスの原因となるなど悪いイメージが先行していたが、近年は抗老化作用や神経保護作用の面で注目されている。熊本大学大学院循環器内科学の有馬勇一郎氏、教授の辻田賢一氏らの研究グループは、ケトン体の利用率をヒトの心臓で測定。心筋虚血状態ではケトン体の利用率が低下することを示し、J Am Coll Cardiol(2019; 73: 246-247)に発表した。

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日本初のサルコペニアGL、そのポイントは

糖尿病

2019年01月24日

 わが国の高齢化は急速に進んでおり、2025年には65歳以上の高齢者が全人口の30.5%に達すると予測されている。それに伴い重要度を増しているのが、加齢による骨格筋量の減少や筋力・身体機能の低下といったサルコペニアへの対策だ。2017年12月には、日本サルコペニア・フレイル学会が日本初の『サルコペニア診療ガイドライン(GL)』を策定、刊行した。第53回日本成人病(生活習慣病)学会(1月12〜13日)では、GL作成委員長を務めた国立長寿医療研究センター病院長の荒井秀典氏が登壇し、GLの概要や診療の展望などについて説明した。

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若年時の肥満が高齢期の心不全リスク高める

糖尿病

2019年01月24日

 肥満は動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)、特に心不全の危険因子となることが分かっているが、肥満時の年齢とこれらのリスクとの関連性も明らかになった。米・Johns Hopkins UniversityのMichael Fliotsos氏らは、高齢肥満者を対象に、成人早期および中年期の自己申告体重が将来の心不全リスクに及ぼす影響を検討。成人早期から肥満状態であった高齢者では、中年期以降に肥満になった高齢者と比べ心不全リスクが著明に高いことをJ Am Heart Assoc(2018年; 7: e009599)に発表した。

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2型糖尿病患者に勧めるべき食事療法

糖尿病

2019年01月23日

 「野菜や果物を意識的に摂取し、肉や塩分は少なめに」。新潟大学大学院血液・内分泌・代謝内科教授の曽根博仁氏は、第22回日本病態栄養学会(1月11~13日)において、わが国の2型糖尿病患者を対象とした2件の調査を紹介し、そこから見えてきた2型糖尿病患者の食事内容の問題点と食事療法の指導を行う上でのポイントをまとめた。

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サルコペニアが嚥下機能と関連

糖尿病

2019年01月22日

 2型糖尿病患者において、誤嚥性肺炎を含む肺炎は死因の約12%を占め(J Diabetes Investig 2017; 8: 397-410)、肺炎による死亡率は加齢に伴い上昇する。嚥下機能の低下は誤嚥性肺炎の重要なリスク因子の1つに挙げられ、舌圧の低下との関連も指摘されている。京都府立医科大学大学院内分泌・代謝内科学の橋本善隆氏、教授の福井道明氏らは、高齢2型糖尿病患者を対象とした横断研究を実施。その結果、舌圧の低下がサルコペニアと関連することを示し、第22回日本病態栄養学会(1月11~13日)で発表した。

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脳内アロマターゼ量が性格に影響する

糖尿病

2019年01月19日

 女性ホルモン産生酵素アロマターゼの脳内での産生量は攻撃性・協調性といった性格に関係することが分かった。陽電子放射断層撮影(PET)による画像分析で明らかになったのもので、女性では扁桃体でのアロマターゼ産生量が多いほど攻撃性が高く、男女ともに視床での産生量が多いほど協調性が低かった。脳内のアロマターゼ産生量が自閉症スペクトラム障害などの発達障害に関わっているとされていることから、今回の知見は発達障害の治療法開発につながるものと考えられる。詳細はSci Rep(2018; 8: 16841)に掲載された。

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2型糖尿病患者に勧めるべき食事療法

糖尿病

2019年01月18日

 世界保健機関(WHO)は、生活習慣の改善により予防可能な疾患、いわゆる非感染性疾患(NCD:心血管疾患、がん、糖尿病、慢性呼吸器疾患など)が世界中で主要な死亡原因となっていることから、全世界レベルでの対策を推進している。ニュージーランド・University of OtagoのAndrew Reynolds氏らは、食物繊維および全粒穀物を多く摂取することでNCDリスクが低下するとの研究結果をLancet(2019年1月10日号オンライン版)に発表した。同研究は、炭水化物摂取に関する最新の推奨を策定するため、WHOの依頼により実施された。

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腎保護目的での尿酸降下薬投与を初めて推奨

糖尿病

2019年01月18日

 日本痛風・核酸代謝学会は、昨年(2018年)12月28日に『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版(2019年改訂)』を刊行した。2010年刊行の第2版から9年ぶりの改訂となる。注目点の1つは、痛風以外の治療目的での尿酸降下薬の投与指針。欧米の主要なガイドラインは、痛風を合併しない無症候性高尿酸血症に対する同薬の投与を推奨していないが、今回の改訂では腎障害を有する患者に対し、腎保護を目的に尿酸降下薬を投与することを「条件つきで推奨する」※初めての指針を示した。一方、心血管保護を目的とした同薬の投与は積極的には推奨できないと判断した。

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アスピリンの初発予防が有効な患者像は?

糖尿病

2019年01月15日

 日本臨床内科医会副会長の菅原正弘氏らは、心血管疾患の高リスク高齢者で低用量アスピリンの一次(初発)予防効果を検討した、わが国の大規模ランダム化比較試験(RCT)JPPP※ のうち、70歳以上のサブグループにおけるJPPP-70のpost hoc解析を実施。心血管イベントにはある特定の患者背景が関与するとの結果を、Am J Cardiovasc Drugs(2018年12月18日オンライン版)に報告した。これまで低用量アスピリンの心血管イベント初発予防効果は明らかでなかったが、今回、同氏らが明らかにした患者像では同薬による有効性が高い可能性が浮上した。

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糖尿病による筋力低下の仕組み解明

糖尿病

2019年01月10日

 2型糖尿病に伴う筋力低下は細胞内カルシウムイオン(Ca2+)の調節障害により起こり、それらが運動により改善できることを、順天堂大学の研究グループが見いだした。糖尿病による筋力低下は筋肉量の減少が原因と考えられてきたが、最近では筋肉の質の低下により起こることが分かってきている。今回の成果は、この「筋肉の質の低下」の機序を突き止めた研究として評価されている。詳細は、J Appl Physiol(2018年11月15日オンライン版)に報告された。

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高BMIが慢性腎臓病の短期予後を決定か

糖尿病

2019年01月10日

 近年、血液透析患者において、BMI高値が良好な生命予後と関連するという一見すると矛盾した現象(肥満パラドックス)が注目されている。東京医科歯科大学大学院茨城県腎臓疾患地域医療学寄附講座教授の頼建光氏らの研究グループは、国内の大規模データベースを用いて、透析未導入の慢性腎臓病(CKD)患者約2万6,000人を対象に、BMIと院内死亡率との関連を検討。その結果、透析期の末期腎不全患者だけでなく、透析導入前の保存期CKD患者においてもBMI高値が予後良好となりうることを明らかにし、 PLoS One (2018; 13: e0208258)に発表した。

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