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糖尿病2019

〈5〉患者からの信頼を得ることで導入を促進

糖尿病

2019年08月29日

 インスリン治療の確実な導入のためには、インスリン製剤に対する患者の抵抗感を払拭させる必要がある。そのために求められる医師の対応について、奈良県立医科大学糖尿病学講座教授の石井均氏に聞いた。

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〈4〉インスリン導入のコツ、地域中核病院の視点

糖尿病

2019年07月29日

 1型糖尿病治療ではインスリン製剤は必須だが、2型糖尿病治療においても重要な役割を担う薬剤であることは言うまでもない。しかし注射製剤という特性上、経口薬とは異なり治療導入に幾つかの注意が必要である。そこで、インスリン製剤導入のポイントと注意点について、鹿児島大学大学院健康科学専攻糖尿病・内分泌内科学教授の西尾善彦氏に話を聞いた。

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〈3〉SAPの進歩で低血糖を来しにくい治療が可能に

糖尿病

2019年06月20日

 国内の患者数が1,000万人を超えた2型糖尿病。増え続ける患者数に対して専門医の数が少ない中で、良好な血糖コントロールを実現するにはさまざまな課題がある。そこで、東邦大学内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学分野教授の弘世貴久氏に2型糖尿病を中心とした糖尿病治療の現状や、インスリン治療の課題と展望について聞いた。

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〈2〉タイトレーション期間の低血糖回避が重要

糖尿病

2019年05月31日

 2型糖尿病では、経口血糖降下薬による治療を行っても血糖コントロールが不良の場合、インスリン製剤の導入が考慮される。インスリン製剤の安全な導入には、用量を調節して漸増するタイトレーション期間における低血糖の回避がポイントとなる。インスリン導入のコツおよび病診連携におけるインスリンの立ち位置について、旭川医科大学病態代謝内科学分野教授の太田嗣人氏に聞いた。

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〈1〉インスリンヘの抵抗感の払拭がカギ

糖尿病

2019年04月26日

 インスリン療法は2型糖尿病の重要な治療選択肢の1つであり、食事療法や運動療法、経口血糖降下薬治療によっても血糖コントロールが不良な場合や、高血糖による糖毒性の解除を目指す際にはインスリンの使用が考慮される。しかし、インスリン治療に抵抗を示す患者は多く、その導入は遅れがちである。東京医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科主任教授の小田原雅人氏に、導入のこつを聞いた。

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ESC2019で糖尿病、心血管疾患のGLを発表

糖尿病

2019年09月16日

 欧州心臓病学会(ESC 2019、8月31~9月4日、パリ)において、ESCと欧州糖尿病学会(EASD)が共同で作成した糖尿病と心血管疾患に関するガイドライン(GL)2019年版が発表された。ESCのGL作成委員会委員長でスウェーデン・K

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ARNIの効果をRCTのサブ解析で確認

糖尿病

2019年09月12日

 アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬/ネプリライシン阻害薬(ARNI)の有効性を検討する注目の二重盲検ランダム化比較試験(RCT)、PARAGON-HF試験の結果が欧州心臓病学会(ESC 2019)で発表された。多くの大規模研究で、アンジオテン

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1型糖尿病での至適HbA1c目標値は?

糖尿病

2019年09月11日

 糖尿病管理におけるHbA1c目標値は、各国・機関のガイドラインによって6.5〜7.5%と幅がある。スウェーデン・University of GothenburgのMarcus Lind氏らは、成人および小児の1型糖尿病患者1万例超を対象に

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8倍危険!未治療高血糖者に受診促す

糖尿病

2019年09月10日

 糖尿病患者における腎臓病重症化予防が全国的に大きな課題となる中、コウノトリの放鳥で知られる兵庫県豊岡市では、独自の取り組みを行っている。公立豊岡病院内分泌・糖尿病内科の岸本一郎氏らが同市の特定健診データを解析したところ、同じHbA1cが8

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8月のアクセスベスト10

糖尿病

2019年09月10日

 2019年8月に掲載した記事のアクセスランキングがまとまった。  上位4位までが連載執筆陣による記事だった。1位は、日本感染症学会による抗菌薬適正使用の提言に関する岩田健太郎氏の解説。  2位と3位はどちらも「Doctor's Eye」で

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SGLT2阻害薬、実臨床で心不全予防効果示す

糖尿病

2019年09月09日

 実臨床においてSGLT2阻害薬はDPP-4阻害薬に比べて心不全による入院・死亡リスクを34%、全死亡リスクを20%低下させた。スウェーデン・Karolinska InstitutetのBjörn Pasternak氏らが、2013~16年

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イベニティなどの添付文書改訂を指示

糖尿病

2019年09月06日

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は本日(9月6日)、骨粗鬆症治療薬ロモソズマブ(商品名イベニティ)と2型糖尿病治療薬トレラグリプチン(同ザファテック)について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう指示したと発表した。ロモソズマブについて

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ダパグリフロジン、心不全アウトカムを改善

糖尿病

2019年09月05日

 血糖降下薬として使用されているSGLT2阻害薬は、2型糖尿病患者において心血管死や心不全による入院を抑制することが知られているが、糖尿病を合併しない心不全に対する予後改善効果は不明である。英・University of GlasgowのJ

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エネルギー制限食推奨者に新たな憂鬱

糖尿病

2019年09月05日

研究の背景:日本の糖尿病食事療法の転換点、ガイドライン刊行も遅れる  日本糖尿病学会の『糖尿病診療ガイドライン』はおよそ3年に一度改訂されており、本来、今年(2019年)は『糖尿病診療ガイドライン2019』が刊行される予定の年である。通常は

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チカグレロル併用でMACEを有意に抑制

糖尿病

2019年09月02日

 心筋梗塞および脳梗塞の既往歴がなく2型糖尿病を合併する冠動脈疾患(CAD)患者、特に経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を施行した患者において、経口P2Y12受容体阻害薬チカグレロルとアスピリンの併用療法がアスピリン単独療法に比べて主

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〈5〉患者からの信頼を得ることで導入を促進

糖尿病

2019年08月29日

 インスリン治療の確実な導入のためには、インスリン製剤に対する患者の抵抗感を払拭させる必要がある。そのために求められる医師の対応について、奈良県立医科大学糖尿病学講座教授の石井均氏に聞いた。

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PTSD改善で糖尿病リスク低減

糖尿病

2019年08月29日

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、米国人の約12%が罹患する慢性疾患で、他のさまざまな疾患を併発しうる。そして、退役軍人ではPTSDの罹患率がさらに高いとされる。米国・Saint Louis University School of

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糖尿病医は"ホっ" 脳梗塞急性期の新知見

糖尿病

2019年08月26日

研究の背景:「厳格血糖管理は不要」が重症入院患者での一般論  以前、重症入院患者における厳格血糖管理の意義がNICE-SUGAR試験というランダム化比較試験(RCT)において否定されたことをお伝えしたことがある(N Engl J Med 2

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第1回 :全ての診療科に関連する!? タバコ問題を再考する

糖尿病

2019年08月23日

 タバコ問題は誰の問題だろうか。  この連載を開始するに当たり、初めに考えたことはタバコ問題と関連のない診療科があるのだろうか、ということだった。私は以前、血液内科医として働いていた。今振り返ってみると、当時の私はタバコ問題に無関心過ぎた。

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家庭医への共感で2型糖尿病死亡リスク半減

糖尿病

2019年08月22日

 "共感"が治療の有効性に影響を与える具体例が示された。2型糖尿病患者は、診断から1年以内に共感度が高い家庭医を受診することにより、その後の10年間に死亡するリスクが半減する可能性があることが、英国の地域住民ベースの前向きコホート研究で報告

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サプリメントの大半は心血管に効果なし

糖尿病

2019年08月20日

 米疾病対策センター(CDC)の調査によると、米国人の52%が日常的にサプリメントを摂取しており、購入費用の総額は年間310億ドルに上るという。しかし、大半のサプリメントは寿命の延伸や心血管疾患の予防に結び付かないことが示された。米・Wes

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「随時血糖値115」で糖尿病の発症を予測

糖尿病

2019年08月20日

 定期的な外来の血液検査で測定した随時血糖値(RPG)により、糖尿病の発症を予測できる可能性が示された。米・Atlanta VA Health Care SystemのMary K. Rhee氏らは、米国の退役軍人90万人超のRPGを解析し

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米・糖尿病治療目標達成率は20年間向上せず

糖尿病

2019年08月15日

 過去20年間に新たな糖尿病治療薬が次々と開発されているにもかかわらず、米国の成人糖尿病患者における治療目標の達成率は2005年から向上していない。米・Massachusetts General Hospital(MGH)/Harvard

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米・心疾患と糖尿病の発症予防GLを改訂

糖尿病

2019年08月15日

 米国内分泌学会(ENDO)が動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)と2型糖尿病の発症予防ガイドライン(GL)改訂版『Primary Prevention of ASCVD and T2DM in Patients at Metabolic R

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メトホルミン適正使用指針を3年ぶり改訂

糖尿病

2019年08月08日

 日本糖尿病学会は「メトホルミンの適正使用に関するRecommendation(以下、Recommendation)」を3年ぶりに改訂し、昨日(8月7日)公式サイトに掲出した。Recommendationは、メトホルミン含有製剤(メトホルミンおよびメトホルミンを含有する配合剤)服用時に見られる乳酸アシドーシス防止の観点から2012年に策定され、これまで2回改訂を重ね、今回が3回目の改訂となる。

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エゼチミブの上乗せ効果、高齢の心疾患にも

糖尿病

2019年08月02日

 75歳以上の高齢者に対する高強度の脂質低下療法に関するエビデンスは、今までほとんど示されていなかった。そこで、米・Washington University のRichard G. Bach氏らは、急性冠症候群(ACS)発症後に安定化した患者を対象にシンバスタチン+エゼチミブ併用療法の治療効果をシンバスタチン単独療法と比較したランダム化比較試験IMPROVE-ITの二次解析を実施。75歳以上の高齢者において、エゼチミブ上乗せはスタチン単独に比べて心血管イベント抑制効果が大きかったとJAMA Cardiol(2019年7月17日オンライン版)に発表した。この結果について、Bach氏は「高齢者に対する脂質低下療法のガイドライン(GL)改訂にも影響するのではないか」と述べている。

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糖尿病の新規薬imeglimin、日本人に適する

糖尿病

2019年07月30日

 Imegliminは、①ミトコンドリア機能を改善②肝臓・筋肉・膵臓に働きかけてグルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進③インスリン抵抗性の改善、糖新生の抑制―という3つの作用を持つ、SGLT2阻害薬以来の新しいクラスの経口糖尿病治療薬(Glimins)。日本では第Ⅲ相臨床試験が進行中で、臨床応用への期待が寄せられている。国立国際医療研究センター研究所糖尿病研究センター長の植木浩二郎氏は、imeglimin独自の作用や臨床試験成績を踏まえ、インスリン分泌能に作用するimegliminは日本人に適する可能性があると第62回日本糖尿病学会(5月23日~25日)で述べた。

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絶食時間を長くすると食欲が低下

糖尿病

2019年07月27日

 夕食を早い時間に済ませ、1日の中で食事に費やす時間を制限するEarly Time-Restricted Feeding (eTRF)という減療法をご存じだろうか。米・Louisiana State University's Pennington Biomedical Research CenterのEric Ravussin氏らは、eTRFは脂肪を燃焼させる作用以上に食欲の低下を推進して体重の是正に寄与するとのクロスオーバーランダム化比較試験の結果をObesity(2019; 27: 1244-1254)に発表した。

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1型糖尿病へのSGLT2適正使用を勧告

糖尿病

2019年07月26日

 日本糖尿病学会は「SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation(以下、Recommendation)」を改訂し、昨日(7月25日)公式サイトに掲出した。一部のSGLT2阻害薬が成人1型糖尿病に適応拡大されているが、1型糖尿病への使用ではケトアシドーシスのリスクが高まることから、主に1型糖尿病におけるSGLT2阻害薬の適正使用を推進する目的で改訂に踏み切った。

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放射性ヨウ素治療法でがん死リスクが上昇

糖尿病

2019年07月22日

 米国立がん研究所(NCI)のCari Kitahara氏らは、甲状腺機能亢進症の患者1万8,000例超を対象に放射性ヨウ素療法とがんによる死亡リスクの関連を検討。その結果、臓器吸収線量と乳がんを含む固形がんによる死亡リスクとの間に有意な用量反応関係が認められたとJAMA Intern Med(2019年7月1日オンライン版)に発表した。

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抗体医薬で1型糖尿病発症を初めて遅延

糖尿病

2019年07月10日

 現在、1型糖尿病患者に対しては、診断後にインスリン産生能の喪失を遅らせる介入方法はあるものの、診断前から症状の進行を遅らせる方策が求められている。米・Yale UniversityのKevan C. Herold氏らは、近親者に1型糖尿病患者がいる高リスク者を対象として、抗CD3モノクローナル抗体teplizumabの有効性を検討する第Ⅱ相プラセボ対照二重盲検試験を実施。同薬の投与群では、プラセボ群より有意に長い約2年間1型糖尿病の発症を遅らせることができたと第79回米国糖尿病学会(ADA 2019、6月7~11日、サンフランシスコ)で発表した。予防的治療で初めて同疾患の発症を遅延させたとするこの検討結果はN Engl J Med(2019年6月9日オンライン版)にも同時掲載された。

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GLP-1受容体作動薬、小児に適応拡大

糖尿病

2019年07月08日

 米食品医薬品局(FDA)は6月17日、GLP-1受容体作動薬リラグルチド皮下投与製剤の10歳以上の2型糖尿病患児に対する適応を承認した。小児2型糖尿病治療薬の承認は、2000年のビグアナイド薬メトホルミン以来となり、非インスリン薬としては初となる。

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糖尿病の根治療法開発に期待

糖尿病

2019年07月08日

 糖尿病の治療においては、①血糖、血圧、脂質、体重などのコントロール②合併症の発症、進展を予防する③患者の(健康)寿命の延伸を図る―ことが、基本方針と考えられている。その上で、インスリン作用不足に対する治療により、血糖などをコントロールすることが一般的である。こうした中、症状のコントロールにとどまらず完治を目指した研究を行ってきた秋田大学大学院内分泌・代謝・老年内科学講座教授の山田祐一郎氏は、同氏が会長を務めた第62回日本糖尿病学会(5月23~25日)で、これからの糖尿病治療を展望し「根治療法開発に挑戦しよう」と訴えた。

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期待のNASHコンビネーション療法とは?

糖尿病

2019年07月04日

 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の中でも予後が悪く、肝硬変や肝がんに至る可能性が高く、心血管系疾患や多くの臓器におけるがん発症の原因となる。しかし、日本では、保険適用されているNASH治療薬はまだなく、有効な薬剤の開発が望まれる。済生会吹田病院(大阪府)名誉院長の岡上武氏は、現在開発が進められているNASHコンビネーション療法について、第62回日本糖尿病学会(5月23日~25日)で解説。「単剤では効果を得られなくても併用によるNASHへの治療効果が期待できる」と述べた。

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休暇でメタボのリスクが低減

糖尿病

2019年07月04日

 休暇・バカンスを楽しみ、仕事や日常生活のストレスから解放され心身ともにリフレッシュすることは、身体的・心理的健康に有益と考えられている。米・Syracuse UniversityのBryce Hruska氏らは、休暇中の行動が代謝転帰に及ぼす影響を検討。休暇の頻度はメタボリックシンドローム(Mets)およびその徴候の減少と関連し、心血管疾患リスクを低減させる可能性があると、Psychol Health(2019; 17: 1-15)に発表した。

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循環器専門医に聞くADA 2019

糖尿病

2019年07月01日

 6月7〜11日、米・サンフランシスコにて米国糖尿病学会(ADA 2019)が開催された。毎回注目を集める学会であるが、今年(2019年)は糖尿病治療薬の心血管安全性を検証する臨床試験の報告が相次ぎ、発表会場は連日大きな盛り上がりを見せた。これらの試験結果は臨床にどのような意味を持つのだろうか。佐賀大学内科学講座主任教授の野出孝一氏に循環器専門医の立場から話を聞いた。

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日本の肥満対策、幼児から

糖尿病

2019年06月26日

 日本小児科学会は、5歳未満を対象とした『幼児肥満ガイド』(以下、同ガイド)を5月30日に公式サイトで公表した。同ガイドによると、幼児肥満に伴う合併症の頻度はまれであるものの、合併症が顕在化する学童期以降の肥満と関連するという。そのため、日本肥満学会の『小児肥満症診療ガイドライン 2017』の対象に含まれなかった5歳未満に特化した。

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糖尿病は肝疾患進行の独立予測因子

糖尿病

2019年06月26日

 欧州4カ国のプライマリケア受診者1,800万人超のデータを用いた研究から、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)または非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と診断された患者において、肝硬変や肝細胞がん発症の最も強い予測因子は糖尿病であることが示された。英・University of LondonのWilliam Alazawi氏らがBMC Med(2019; 17: 95)に報告した。

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ロタウイルスワクチンで1型糖尿病が3割減

糖尿病

2019年06月25日

 米・University of MichiganのMary A.M. Rogers氏らは、米国の小児147万人超の医療保険データを解析した結果、ロタウイルスワクチンを完全接種した小児は未接種の小児に比べ、その後の1型糖尿病発症率が33%低かったとSci Rep(2019; 9: 7727)に発表した。加えて、米国では未接種や不完全接種の小児が多い実態も明らかになった。

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乳がんは糖尿病発症の危険因子か

糖尿病

2019年06月24日

 糖尿病患者では、乳がんの発症リスクが高いことが複数の研究で示されている。しかし、乳がん診断後の糖尿病リスクについては明らかでなかった。こうした中、デンマークの住民ベースの症例対照研究において、乳がんと診断された患者では、その後約5年間に糖尿病と診断されるリスクが23%高いことが示された。デンマーク・Aarhus University HospitalのReimar W. Thomesen氏らが、第79回米国糖尿病学会(ADA 2019、6月7~11日、サンフランシスコ)で報告した。

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HbA1c 8%以上でサルコペニア7倍超に

糖尿病

2019年06月21日

 糖尿病とサルコペニアの関係について、糖尿病患者では非糖尿病患者に比べ四肢筋量が少なく、筋量低下のスピードが速いことなどが報告されている。しかし、糖尿病患者のみを対象にサルコペニアについて検討した研究は少ない。そこで、大阪大学大学院老年・総合内科学教授の楽木宏実氏らは、糖尿病患者におけるサルコペニアの有病率、危険因子、病態などを解析するthe MUSCLES-DM studyを進めている。同氏はその成果を第62回日本糖尿病学会(5月23~25日)で発表。サルコペニアのリスクはHbA1c 7.0%台で4倍超、8.0%以上では7倍超に上ることなどを紹介した。

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糖尿病網膜症は透析導入と死亡の危険因子

糖尿病

2019年06月20日

 尿中アルブミン排泄量(UAE)の増加および糸球体濾過量(GFR)の低下は、2型糖尿病患者における腎機能低下の危険因子であることが明らかとなっている。北里大学健康管理センター長で同大学教授の守屋達美氏は、UAEおよびGFR、糖尿病網膜症と血液透析導入および死亡との関係について検討。糖尿病網膜症はUAEやGFRと並び血液透析導入および死亡の危険因子となることを明らかにし、第79回米国糖尿病学会(ADA 2019、6月7~11日、サンフランシスコ)で発表した。

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乾癬性関節炎では肥満と疾患活動性が関連

糖尿病

2019年06月18日

 肥満と乾癬性関節炎(PsA)のさまざまな関連性が明らかになった。欧州リウマチ学会(EULAR 2019、6月12~15日、マドリード)で、英・University of GlasgowのStefan Siebert氏は、PsA患者を対象とした欧州の国際大規模コホート研究の結果を報告。PsA患者では、肥満が疾患活動性などに関連していることを示した。

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リナグリプチンとSU薬の心血管安全性は同等

糖尿病

2019年06月14日

 DPP-4阻害薬に関しては、これまでリナグリプチンのCARMELINA※1を含めて4つの心血管アウトカム試験が実施されたが、いずれもプラセボとの非劣性が証明されるにとどまっていた。こうした中行われたCAROLINA※2は、DPP-4阻害薬では実薬同士を比較した唯一の心血管アウトカム試験で、長年議論されてきたSU薬の心血管安全性を検証するという点でも注目を集めていた。ドイツ・RWTH Aachen UniversityのNikolaus Marx氏らは第79回米国糖尿病学会(ADA 2019、6月7~11日、サンフランシスコ)でCAROLINAの結果を発表。リナグリプチンとSU薬グリメピリドの心血管安全性は同等だったと報告した。

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経口セマグルチドの心血管死・全死亡が半減

糖尿病

2019年06月13日

 心血管リスクが高い2型糖尿病患者において、経口GLP-1受容体作動薬セマグルチド投与により心血管死および全死亡が約50%減少することが示され、同薬の心血管安全性が確認された。カナダ・Toronto General HospitalのMansoor Husain氏らが第Ⅲa相プラセボ対照ランダム化比較試験PIONEER 6の結果を第79回米国糖尿病学会(ADA 2019、6月7~11日、サンフランシスコ)で発表。詳細はN Engl J Med(2019年6月11日オンライン版)に同時掲載された。

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カナグリフロジンに心血管疾患初発予防効果

糖尿病

2019年06月13日

 慢性腎臓病(CKD)を伴う2型糖尿病患者において、SGLT2阻害薬カナグリフロジンによる腎と心血管の両アウトカムの改善を示したCREDENCE試験※ 。同試験の結果は腎アウトカムを主要評価項目としたSGLT2阻害薬の大規模臨床試験で世界初の報告となったことから、大いに注目を集めた(関連記事:カナグリフロジンで腎アウトカムが改善)。そのサブグループ解析の結果を、研究グループの1人で米・Stanford Center for Clinical ResearchのKenneth W. Mahaffey氏が第79回米国糖尿病学会(ADA 2019、6月7〜11日、サンフランシスコ)で発表。心血管疾患(CVD)の既往の有無にかかわらず、カナグリフロジンによる心血管イベントリスクの低下および腎アウトカムの改善が一貫して認められたと報告した。

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デュラグルチドで心血管イベントが抑制

糖尿病

2019年06月12日

 心血管疾患の既往歴がない患者が約7割を占める2型糖尿病患者群において、GLP-1受容体作動薬デュラグルチド群ではプラセボ群に比べて主要心血管イベント(MACE:心血管死、非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中の複合)が有意に減少することが示された。カナダ・McMaster UniversityのHertzel C. Gerstein氏らが、デュラグルチドの効果をプラセボと比較した国際多施設ランダム化比較試験Researching Cardiovascular Events with a Weekly Incretin in Diabetes(REWIND)の結果を第79回米国糖尿病学会(ADA 2019、6月7~11日、サンフランシスコ)で発表。詳細はLancet(2019年6月10日オンライン版)に同時掲載された。

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一部の糖尿病治療薬で認知症リスク低下

糖尿病

2019年06月12日

 糖尿病は血管性認知症の危険因子であることが知られているが、近年、糖尿病患者ではアルツハイマー型認知症の発症リスクも高いことが明らかとなっている。糖尿病治療薬と認知症の関係を検討したデンマークの2型糖尿病患者の大規模コホート研究から、一部の糖尿病治療薬が認知症の発症リスク低減に関与する可能性が示された。デンマーク・Bispebjerg-Frederiksberg Hospital/Aarhus University HospitalのJørgen Rungby氏らが、第79回米国糖尿病学会(ADA 2019、6月7~11日、サンフランシスコ)で発表した。

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歯周病と循環器疾患の関連は?

糖尿病

2019年06月11日

 かねてから歯周病と循環器疾患の関連が指摘されているものの、メカニズムなど解明されていない部分は多い。神奈川歯科大学大学院口腔統合医療学講座准教授の青山典生氏は、これまでに自身が携わってきた歯周病と循環器疾患に関連についての研究を振り返り、その成果について第62回春季日本歯周病学会(5月24~25日)で報告した。

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ICT/IoT技術で糖尿病予防、改善効果を検証

糖尿病

2019年06月07日

 海外では、情報通信技術(ICT)やモノのインターネット(IoT)の技術を用いて得られた医療関連のビッグデータを、人工知能(AI)と組み合わせてPrecision Medicine(精密医療)へ生かす試みが盛んに行われている。東京大学大学院医学系研究科健康空間情報学講座講座長の脇嘉代氏は、第30回日本医学会総会2019中部(4月27~29日)で生活習慣病患者などを対象に同講座が開発した健康管理支援システムやアプリケーション(アプリ)を用いた糖尿病予防効果を報告。これらの技術を活用することで、BMIなどの改善効果も検証できると説明した。

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米・新規糖尿病患者数が減少に転じる

糖尿病

2019年06月05日

 米国で糖尿病の新規診断数が減少に転じたことが分かった。米疾病対策センター(CDC)Division of Diabetes TranslationのStephen Benoit氏らが1980~2017年の全米健康調査(NHIS)のデータを分析した結果、増加傾向にあった糖尿病の新規診断数は2009年をピークに減少していた。また糖尿病の有病率については、過去8年間横ばいで推移していることも分かったという。詳細はBMJ Open Diabetes Res Care(2019; 7: e000657)に掲載された。

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首の太さがメタボと関連!?

糖尿病

2019年05月31日

フィリピン人成人の健康診断受診者160人を対象とした研究の結果、首回り(頸囲)がメタボリックシンドロームと関連していることが分かった。フィリピン・Adventist Medical Center ManilaのPacifico D. Gines Ⅲ氏らが、アジア太平洋心臓病学会(APSC 2019、5月22日~26日、フィリピン・パサイ)で報告した。呼吸や食事の影響を受ける腹囲と比べ、メタボリックシンドロームの予測因子として有用であるという。

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日本糖尿病学会が「仙台宣言2019」

糖尿病

2019年05月28日

 糖尿病患者は"災害弱者"。災害発生時の健康被害を最小化するために、普段から準備をしておこう―。第62回日本糖尿病学会(5月23~25日)では、自然災害の多発地域である西太平洋地区7カ国の糖尿病関係者が集まり、災害発生時および災害に備えた日常の糖尿病管理について各国の経験と取り組みを共有するシンポジウムが行われ、その趣旨が「仙台宣言2019」として発信された。東日本大震災(2011年)発生後、初の仙台市での同学会開催でもあり、このような取り組みが実現した。

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加糖表示義務で心疾患+糖尿病100万例減か

糖尿病

2019年05月07日

 米食品医薬品局(FDA)は2016年、食品・飲料パッケージの栄養成分表に添加糖類に関する表示(加糖表示)を追加することを義務付けた。米・Tufts Universityの研究チームはこの政策の効果を検討したところ、加糖表示によって今後20年間で心血管疾患と2型糖尿病合わせて約100万例の発症が回避可能と推定されたとCirculation(2019年4月15日オンライン版)に発表した。

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糖尿病関連死、女性と中年で高リスク

糖尿病

2019年05月07日

米・Vanderbilt UniversityのJae J. Yang氏らは、日本を含むアジアの前向きコホート研究22件、100万例超のプール解析を行い、アジア人における糖尿病と死亡の関連を検討。その結果、アジア人では糖尿病自体による死亡リスクが高く、特に女性と中年層(30~49歳)が高リスク集団であることが示されたとJAMA Netw Open(2019; 2: e192696)に発表した。

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高血圧に尿酸降下薬は"推奨できない"

糖尿病

2019年04月22日

  日本痛風・核酸代謝学会は昨年(2018年)、9年ぶりの改訂となる『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(GL)第3版(2019年改訂)』を刊行(関連記事:「腎保護目的での尿酸降下薬投与を初めて推奨」)。製鉄記念八幡病院(北九州市)院長の土橋卓也氏は、同GLのクリニカルクエスチョン(CQ)3「高尿酸血症合併高血圧患者において、尿酸降下薬は無投薬に比して推奨できるか?」について、第52回同学会(2月14〜15日)で解説。「"尿酸降下薬の使用は積極的には推奨できない"とされた」と述べた。

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Hb低値持続透析例は死亡リスクが高い傾向

糖尿病

2019年04月17日

 シンガポール・National Kidney FoundationのRajeswari Moothathamby氏らは、血液透析患者におけるヘモグロビン(Hb)値の変動パターンと予後の関係を検討する後ろ向き観察研究を実施。Hb値が恒常的に低値の例では死亡リスクが高い傾向が見られたことを、国際腎臓学会・世界腎臓学会議(ISN WCN 2019、4月12~15日、メルボルン)で報告した。

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カナグリフロジンで腎アウトカムが改善/主要評価項目で初、CREDENCE

糖尿病

2019年04月16日

 慢性腎臓病(CKD)を伴う2型糖尿病患者を対象に、SGLT2阻害薬カナグリフロジンによる腎アウトカムへの影響について検討した大規模臨床試験CREDENCE※1の結果が明らかになった。これまで、SGLT2阻害薬の腎への影響を副次的に評価した臨床試験はあったが、腎アウトカムを主要評価項目とした大規模臨床試験は今回が世界初となる。同試験により、主要評価項目ならびに腎特異的複合評価項目がそれぞれ約30%有意に低下することが示された。結果の詳細を、オーストラリア・George Institute for Global HealthのVlado Perkovic氏らが国際腎臓学会・世界腎臓学会議(ISN WCN 2019、4月12~15日、メルボルン)で報告、N Engl J Med(2019年4月14日オンライン版)に同時掲載された。

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植物性蛋白質は腎機能低下を抑制?

糖尿病

2019年04月16日

 慢性腎臓病(CKD)治療においては、腎機能低下の程度に応じた蛋白質の摂取制限が広く行われている。今回、植物性蛋白質の摂取量が多いと推算糸球体濾過量(eGFR)の低下速度が遅くなることが、10年間の縦断コホート研究により明らかになった。オーストラリア・University of Sydney/Children's Hospital at Westmead, Centre for Kidney ResearchのA. Bernier-Jean氏らが、国際腎臓学会・世界腎臓学会議(ISN WCN 2019、4月12〜15日、メルボルン)で報告した。

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橋本病の症状改善に甲状腺全摘出術が有効

糖尿病

2019年04月05日

 橋本病では甲状腺機能が低下することにより、重度の疲労感などの症状が現れる。治療としては甲状腺ホルモン補充療法があるが、一部で奏効せずに持続的な症状に悩まされるケースもある。ノルウェー・Telemark HospitalのIvar Guldvog氏らは、治療により甲状腺機能が正常となったにもかかわらず症状が改善しない橋本病患者では、甲状腺全摘出術が症状改善に有効であることをランダム化比較試験(RCT)で明らかにし、Ann Intern Med(2019年3月12日オンライン版)に報告した。

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慢性的な睡眠不足が思春期の肥満リスクに

糖尿病

2019年04月03日

 家族のストレスや父親の不在、母親の抑うつといった小児期の家族や家庭の環境に関わる複数の因子が肥満リスクの上昇に関連することが、21年間の長期にわたりチリ人の小児1,000例を追跡した研究で示された。研究結果は、米・University of California, San DiegoのPatricia East氏らがChild Obes(2019年1月24日オンライン版)に発表した。

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妊娠中のDHA摂取で肥満児の高血圧抑制

糖尿病

2019年03月19日

 妊娠中にドコサヘキサエン酸(DHA)のサプリメントを摂取していた母親から出生した小児では、過体重児あるいは肥満児となっても血圧が上昇しにくいことが、米・カンザス州の母子を対象としたランダム化比較試験(RCT)であるKansas University DHA Outcome Study(KUDOS)の二次解析で示された。米・University of Kansas Medical CenterのElizabeth H. Kerling氏らがJAMA Netw Open(2019; 2: e190088)に報告した。

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SGLT2阻害薬、気になる副作用の実際は

糖尿病

2019年03月14日

 SGLT2阻害薬による糖尿病治療時に注意を要する副作用の1つに、性器腟カンジダ症などの性器感染症がある。米・Harvard Medical SchoolのChintan V. Dave氏らは、SGLT2阻害薬またはDPP-4阻害薬で治療中の2型糖尿病患者を対象に、後ろ向きコホート研究を実施。その結果、DPP-4阻害薬に比べSGLT2阻害薬では、性器感染症のリスクが約3倍に上ることが明らかになったと、Diabetes Obes Metab(2019; 21: 434-438)に発表した。

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父の不在、母の抑うつなどで子供が肥満に

糖尿病

2019年03月11日

 家族のストレスや父親の不在、母親の抑うつといった小児期の家族や家庭の環境に関わる複数の因子が肥満リスクの上昇に関連することが、21年間の長期にわたりチリ人の小児1,000例を追跡した研究で示された。研究結果は、米・University of California, San DiegoのPatricia East氏らがChild Obes(2019年1月24日オンライン版)に発表した。

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「怠惰で意志薄弱だから肥満」は間違い

糖尿病

2019年03月08日

 同じような生活環境下にあっても肥満になる人とスリムなままの人が存在し、一般的に肥満である人はその原因を「怠惰で意志薄弱であるから」とされがちである。こうした通説を覆す検討結果を、英・Wellcome Sanger InstituteのFemando Riveros-McKay氏らがPLoS Genet(2019年1月24日オンライン版)に報告した。報告によると、健康で痩せている人たちは重度肥満者に比べ体重を維持する遺伝的優位性を有しているという。

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高齢患者のHbA1c目標値、もっと簡単に算出

糖尿病

2019年03月07日

 2016年、日本糖尿病学会と日本老年医学会は、高齢糖尿病患者のHbA1c管理目標値について認知機能および日常生活動作(ADL)などにより3つのカテゴリーに分けて設定する「高齢者糖尿病の血糖コントロール目標」を合同で発表した。カテゴリー分類には21項目の質問を行う必要があったが、8項目の質問から成る短縮版でも遜色なく分類できることが分かった。日本老年医学会が昨年(2018年)11月に公式サイトの「高齢者診療におけるお役立ちツール」で公表し、日本糖尿病学会は今年3月4日に日本老年医学会公式サイトへの誘導を知らせた。(関連記事:「高齢者糖尿病の血糖管理目標発表、"下限値"も」「高齢者血糖管理目標の根拠」)

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糖尿病ではω-6脂肪酸摂取が高血圧リスクに

糖尿病

2019年03月07日

 金沢大学の研究チームは、日本人600例超を対象にした横断研究で食事からのn-6系(ω-6)脂肪酸の摂取と高血圧の関連を検討。その結果、食事からのω-6脂肪酸の摂取量増加は、健康な人では高血圧の予防と治療に有用な可能性があるが、糖尿病患者では同様の効果がなく高血圧リスクを上昇させる可能性があることが示された。詳細は同大学環境生態医学・公衆衛生学教授の中村裕之氏らがNutrients(2018; 10: E1825)に発表した。

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ナッツで糖尿病のCVDリスクが低下

糖尿病

2019年03月06日

 2型糖尿病患者では心血管疾患(CVD)の発症と死亡のリスクが上昇するが、ナッツを多く摂取するほど、これらのリスクが低下することが、米国の2型糖尿病患者1万6,000例超を対象とした前向きコホート研究により示された。リスクの低下は、糖尿病と診断された後にナッツの摂取量を増やした場合でも認められた。米・Harvard T. H. Chan School of Public HealthのGang Liu氏らが、Circ Res(2019年2月19日版)に発表した。

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「減量には朝食が必須」は嘘?

糖尿病

2019年03月05日

 一般的に朝食を取ることは体重管理で重要だと考えられているが、日常的な朝食の摂取が減量を促すことを支持するエビデンスはない、とのメタ解析結果が明らかになった。解析からは、1日当たりのエネルギー摂取量は朝食抜きの人よりも日常的に朝食を取っている人の方が高いことも分かったという。オーストラリア・Monash UniversityのKatherine Sievert氏らがBMJ(2019; 364: l42)に発表した。

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侮れない高尿酸血症の生命予後への影響

糖尿病

2019年02月26日

 生活習慣病の中で、高尿酸血症を軽く見る向きはないだろうか。しかし、男性においては、生命予後への影響が糖尿病や高血圧に匹敵することが分かった。山形大学公衆衛生学講座教授の今田恒夫氏が人口寄与危険割合(PAR%)という指標を用いて、約12万人の住民健診受診者のデータを解析した結果判明したもので、第52回日本痛風・核酸代謝学会(2月14~15日)で発表した。

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経口インスリンの実現に確かな一歩

糖尿病

2019年02月25日

 糖尿病患者に世界で初めてインスリン注射が施行されたのは、1922年のこと。以来、長く患者の"悲願"であった「経口インスリン」実現の突破口となる可能性を秘めたデリバリーシステムが登場した。米・Massachusetts Institute of Technology(MIT)などの共同研究グループは、インスリンをはじめとする生体高分子の経口投与を可能にする経口カプセル"self-orienting millimeter-scale applicator(SOMA)"を開発(写真)。

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スタチン療法で糖尿病網膜症リスクを低下

糖尿病

2019年01月31日

 台湾・Linkou Medical CenterのEugene Yu-Chuan Kang氏らは、約3万8,000例の2型糖尿病患者を対象にしたコホート研究の結果、スタチン投与群では非投与群に比べ糖尿病網膜症リスクが有意に低かったとJAMA Ophthalmol(2019年1月10日オンライン版)に報告した。

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糖尿病管理は低脂質高蛋白に軍配?

糖尿病

2019年01月30日

 2型糖尿病患者では、適切な食事療法が求められるが、総エネルギー摂取量に対する炭水化物の適切な摂取割合についてはさまざまな議論がされている。横浜市立大学附属市民総合医療センター内分泌・糖尿病内科部長の山川正氏は、2型糖尿病患者を対象としたSOREKA Studyで行った食事内容の調査を基に、各種栄養素の摂取割合とHbA1cとの関連を検討した結果を第22回日本病態栄養学会(1月11~13日)で紹介し、炭水化物摂取割合が62.5%以上の患者では、過剰摂取分を蛋白質に置き換えることが血糖コントロールの改善に有用である可能性を指摘した。

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幼少期のコメ蛋白質摂取が成熟期の肥満を抑制

糖尿病

2019年01月29日

 2型糖尿病、肥満、それらに関連する慢性腎臓病の増加が世界的に問題視されている。食事と肥満との関連については多数の報告があり、特に幼少期の食事内容がその後の肥満および肥満に関連する疾患の発症に関与する可能性が示唆されている。新潟大学大学院機能分子医学講座の樋口裕樹氏、特任教授の斎藤亮彦氏、同大学病態栄養学講座特任准教授の細島康宏氏らのグループは、幼少期の米(コメ)胚乳由来の蛋白質(図)摂取による成熟期への影響についてマウスで検討。その結果、幼少期の米蛋白質摂取が腸内細菌叢に影響を与え、肥満や肥満関連腎症の進行を抑制する可能性が示唆されたと、第22回日本病態栄養学会(1月11~13日)で報告した。

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レジ周りの菓子をなくすと食行動が健康的に

糖尿病

2019年01月29日

 レジ周りの陳列棚によく見かける甘い菓子やスナック類。これらをレジから遠ざける取り組みによって、不健康な食品の購入量が劇的に減少したことが、英国の消費動向に関するデータを用いた研究で明らかになった。研究を実施したのは、英・University of CambridgeのJean Adams氏らで、PLoS Med(2018; 15: e1002712)にその結果を発表。国民に健康的な食行動を促す施策として有望との見解を示している。

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心臓は超早業でエネルギー源を見極める

糖尿病

2019年01月25日

 ケトン体は、ブドウ糖とともにエネルギー源として利用される代謝産物である。以前は糖尿病ケトアシドーシスの原因となるなど悪いイメージが先行していたが、近年は抗老化作用や神経保護作用の面で注目されている。熊本大学大学院循環器内科学の有馬勇一郎氏、教授の辻田賢一氏らの研究グループは、ケトン体の利用率をヒトの心臓で測定。心筋虚血状態ではケトン体の利用率が低下することを示し、J Am Coll Cardiol(2019; 73: 246-247)に発表した。

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日本初のサルコペニアGL、そのポイントは

糖尿病

2019年01月24日

 わが国の高齢化は急速に進んでおり、2025年には65歳以上の高齢者が全人口の30.5%に達すると予測されている。それに伴い重要度を増しているのが、加齢による骨格筋量の減少や筋力・身体機能の低下といったサルコペニアへの対策だ。2017年12月には、日本サルコペニア・フレイル学会が日本初の『サルコペニア診療ガイドライン(GL)』を策定、刊行した。第53回日本成人病(生活習慣病)学会(1月12〜13日)では、GL作成委員長を務めた国立長寿医療研究センター病院長の荒井秀典氏が登壇し、GLの概要や診療の展望などについて説明した。

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若年時の肥満が高齢期の心不全リスク高める

糖尿病

2019年01月24日

 肥満は動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)、特に心不全の危険因子となることが分かっているが、肥満時の年齢とこれらのリスクとの関連性も明らかになった。米・Johns Hopkins UniversityのMichael Fliotsos氏らは、高齢肥満者を対象に、成人早期および中年期の自己申告体重が将来の心不全リスクに及ぼす影響を検討。成人早期から肥満状態であった高齢者では、中年期以降に肥満になった高齢者と比べ心不全リスクが著明に高いことをJ Am Heart Assoc(2018年; 7: e009599)に発表した。

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2型糖尿病患者に勧めるべき食事療法

糖尿病

2019年01月23日

 「野菜や果物を意識的に摂取し、肉や塩分は少なめに」。新潟大学大学院血液・内分泌・代謝内科教授の曽根博仁氏は、第22回日本病態栄養学会(1月11~13日)において、わが国の2型糖尿病患者を対象とした2件の調査を紹介し、そこから見えてきた2型糖尿病患者の食事内容の問題点と食事療法の指導を行う上でのポイントをまとめた。

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サルコペニアが嚥下機能と関連

糖尿病

2019年01月22日

 2型糖尿病患者において、誤嚥性肺炎を含む肺炎は死因の約12%を占め(J Diabetes Investig 2017; 8: 397-410)、肺炎による死亡率は加齢に伴い上昇する。嚥下機能の低下は誤嚥性肺炎の重要なリスク因子の1つに挙げられ、舌圧の低下との関連も指摘されている。京都府立医科大学大学院内分泌・代謝内科学の橋本善隆氏、教授の福井道明氏らは、高齢2型糖尿病患者を対象とした横断研究を実施。その結果、舌圧の低下がサルコペニアと関連することを示し、第22回日本病態栄養学会(1月11~13日)で発表した。

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脳内アロマターゼ量が性格に影響する

糖尿病

2019年01月19日

 女性ホルモン産生酵素アロマターゼの脳内での産生量は攻撃性・協調性といった性格に関係することが分かった。陽電子放射断層撮影(PET)による画像分析で明らかになったのもので、女性では扁桃体でのアロマターゼ産生量が多いほど攻撃性が高く、男女ともに視床での産生量が多いほど協調性が低かった。脳内のアロマターゼ産生量が自閉症スペクトラム障害などの発達障害に関わっているとされていることから、今回の知見は発達障害の治療法開発につながるものと考えられる。詳細はSci Rep(2018; 8: 16841)に掲載された。

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2型糖尿病患者に勧めるべき食事療法

糖尿病

2019年01月18日

 世界保健機関(WHO)は、生活習慣の改善により予防可能な疾患、いわゆる非感染性疾患(NCD:心血管疾患、がん、糖尿病、慢性呼吸器疾患など)が世界中で主要な死亡原因となっていることから、全世界レベルでの対策を推進している。ニュージーランド・University of OtagoのAndrew Reynolds氏らは、食物繊維および全粒穀物を多く摂取することでNCDリスクが低下するとの研究結果をLancet(2019年1月10日号オンライン版)に発表した。同研究は、炭水化物摂取に関する最新の推奨を策定するため、WHOの依頼により実施された。

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腎保護目的での尿酸降下薬投与を初めて推奨

糖尿病

2019年01月18日

 日本痛風・核酸代謝学会は、昨年(2018年)12月28日に『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版(2019年改訂)』を刊行した。2010年刊行の第2版から9年ぶりの改訂となる。注目点の1つは、痛風以外の治療目的での尿酸降下薬の投与指針。欧米の主要なガイドラインは、痛風を合併しない無症候性高尿酸血症に対する同薬の投与を推奨していないが、今回の改訂では腎障害を有する患者に対し、腎保護を目的に尿酸降下薬を投与することを「条件つきで推奨する」※初めての指針を示した。一方、心血管保護を目的とした同薬の投与は積極的には推奨できないと判断した。

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アスピリンの初発予防が有効な患者像は?

糖尿病

2019年01月15日

 日本臨床内科医会副会長の菅原正弘氏らは、心血管疾患の高リスク高齢者で低用量アスピリンの一次(初発)予防効果を検討した、わが国の大規模ランダム化比較試験(RCT)JPPP※ のうち、70歳以上のサブグループにおけるJPPP-70のpost hoc解析を実施。心血管イベントにはある特定の患者背景が関与するとの結果を、Am J Cardiovasc Drugs(2018年12月18日オンライン版)に報告した。これまで低用量アスピリンの心血管イベント初発予防効果は明らかでなかったが、今回、同氏らが明らかにした患者像では同薬による有効性が高い可能性が浮上した。

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糖尿病による筋力低下の仕組み解明

糖尿病

2019年01月10日

 2型糖尿病に伴う筋力低下は細胞内カルシウムイオン(Ca2+)の調節障害により起こり、それらが運動により改善できることを、順天堂大学の研究グループが見いだした。糖尿病による筋力低下は筋肉量の減少が原因と考えられてきたが、最近では筋肉の質の低下により起こることが分かってきている。今回の成果は、この「筋肉の質の低下」の機序を突き止めた研究として評価されている。詳細は、J Appl Physiol(2018年11月15日オンライン版)に報告された。

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高BMIが慢性腎臓病の短期予後を決定か

糖尿病

2019年01月10日

 近年、血液透析患者において、BMI高値が良好な生命予後と関連するという一見すると矛盾した現象(肥満パラドックス)が注目されている。東京医科歯科大学大学院茨城県腎臓疾患地域医療学寄附講座教授の頼建光氏らの研究グループは、国内の大規模データベースを用いて、透析未導入の慢性腎臓病(CKD)患者約2万6,000人を対象に、BMIと院内死亡率との関連を検討。その結果、透析期の末期腎不全患者だけでなく、透析導入前の保存期CKD患者においてもBMI高値が予後良好となりうることを明らかにし、 PLoS One (2018; 13: e0208258)に発表した。

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