どうする?新興抗真菌薬耐性白癬
世界に広がりつつあるTrichophyton indotineae感染症
2024年05月29日 15:56
136名の医師が参考になったと回答
© Adobe Stock ※画像はイメージです
Trichophyton indotineae(T. indotineae)はテルビナフィンが無効で広範な体部白癬を引き起こす新興皮膚糸状菌で、近年、世界中で検出されているが詳細なデータは乏しい。米・New York University Grossman School of MedicineのAvrom S. Caplan氏らは、ニューヨーク市で特定されたT. indotineae感染症の臨床的特徴、in vitroでの抗真菌薬感受性、スクアレンエポキシダーゼ(SQLE)遺伝子配列変異および全ゲノム配列解析による分離株を検討。イトラコナゾールが有効で、バングラデシュ渡航歴との関連が示唆されたとJAMA Dermatol(2024 May 15: e241126)に報告した。