慢性D型肝炎にbulevirtide+IFNが有効
第Ⅱb相多施設非盲検ランダム化比較試験MYR 204
2024年06月12日 18:35
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フランス・Université de Paris-CitéのTarik Asselah氏らは、D型肝炎ウイルス(HDV)の肝細胞侵入時の受容体である胆汁酸トランスポーターNTCPを阻害するペプチド医薬品bulevirtideの成人慢性D型肝炎に対する効果を第Ⅱb相多施設非盲検ランダム化比較試験MYR 204で検証。その結果、治療終了後24週時におけるHDV RNA陰性化を達成した割合はbulevirtideを96週間単独投与した群と比べ、前半48週間にbulevirtideとPEG-インターフェロン(IFN)α-2aを併用した群で有意に多かったとN Engl J Med(2024年6月6日オンライン版)に発表した。(関連記事「C型肝炎は単一レジメンで治療可能に」)