薬剤詳細データ

一般名

【般】マプロチリン塩酸塩錠10mg

製品名

ルジオミール錠10mg

薬効名

精神神経用剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

ルジオミール錠10mg

yj-code

1179008F1022

添付文書No

1179008F1022_3_07

改定年月

2024-07

第3版

一般名

マプロチリン塩酸塩

薬効分類名

四環系抗うつ剤


用法・用量

通常成人にはマプロチリン塩酸塩として1日30~75mgを2~3回に分割経口投与する。また上記用量は1日1回夕食後あるいは就寝前に投与できる。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

うつ病・うつ状態

相互作用:併用禁忌

MAO阻害剤


セレギリン塩酸塩(エフピー)、ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)、サフィナミドメシル酸塩(エクフィナ)


発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡等があらわれることがある。MAO阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には、少なくとも2週間の間隔をおき、また本剤からMAO阻害剤に切り替えるときには、2~3日間の間隔をおくことが望ましい。


本剤は活性アミンのシナプス内への取り込みを阻害して、受容体の感受性を増強する。


相互作用:併用注意

痙攣閾値を低下させる薬剤


フェノチアジン誘導体等


痙攣発作が起こることがある。


機序:いずれも痙攣閾値を低下させる。危険因子:痙攣素因のある患者


副交感神経刺激剤


ピロカルピン


ピロカルピンの作用が減弱されることがある。


本剤の抗コリン作用によりピロカルピンと拮抗的に作用すると考えられている。


ベンゾジアゼピン誘導体


併用中のベンゾジアゼピン誘導体を中止すると痙攣発作が起こることがある。


機序:併用中のベンゾジアゼピン誘導体を中止すると、痙攣発作が顕性化する。危険因子:痙攣素因のある患者


抗コリン作用を有する薬剤


トリヘキシフェニジル


アトロピン等


口渇、便秘、尿閉、視力障害、眠気等があらわれることがある。


いずれも抗コリン作用を有するため。


アドレナリン作動薬


アドレナリン


ノルアドレナリン


フェニレフリン等


心血管作用(高血圧等)を増強することがある。


本剤は交感神経末梢へのノルアドレナリン等の取り込みを抑制し、受容体部位へのアドレナリン作動性を上昇させ、作用を増強させる。


アトモキセチン


相互に作用が増強するおそれがある。


ノルアドレナリンへの作用を相加的又は相乗的に増強する可能性がある。


フェノチアジン誘導体


レボメプロマジン等


鎮静、抗コリン作用の増強があらわれることがある。


いずれも中枢神経抑制作用、抗コリン作用を有するため。


リスペリドン


選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)


フルボキサミン


パロキセチン等


本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。


これらの薬剤は本剤の肝臓での酸化的な代謝を阻害し、本剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


テルビナフィン


本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。


テルビナフィンがCYP2D6を阻害し、本剤の血中濃度を上昇させると考えられる。


中枢神経抑制剤


バルビツール酸誘導体等


全身麻酔剤


ハロタン


抗不安剤


ベンゾジアゼピン誘導体等


アルコールサリドマイド


中枢神経抑制作用が増強されることがある。


いずれも中枢神経抑制作用を有するため。


肝酵素誘導作用をもつ薬剤


バルビツール酸誘導体


フェニトイン等


三環系抗うつ剤(イミプラミン)の作用が減弱されることがあるとの報告がある。


バルビツール酸誘導体又はフェニトイン等の肝酵素誘導作用によりイミプラミンの代謝が促進されると考えられている。


アドレナリン作動性神経遮断作用を有する降圧剤


グアネチジン等


降圧作用を減弱することがある。


本剤がアドレナリン作動性神経遮断作用を有する降圧剤の交感神経ニューロンへの取り込みを阻害する。また、本剤は交感神経ニューロンへのカテコラミン取り込み阻害作用も有する。


肝初回通過効果を受けやすいβ-遮断剤


プロプラノロール塩酸塩等


起立性低血圧、鎮静、口渇、霧視、運動失調等があらわれることがある。


競合的に本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇する。


フェニトイン


三環系抗うつ剤(イミプラミン)で、フェニトインの作用が増強するとの報告がある。


フェニトインの代謝が阻害され、フェニトインの血中濃度が上昇すると考えられている。


電気ショック療法


痙攣閾値を低下させ、痙攣状態に陥るおそれがある。


本剤は痙攣閾値を低下させる。


抗不整脈剤


キニジン


プロパフェノン


メチルフェニデートシメチジン


三環系抗うつ剤(イミプラミン)の作用が増強するとの報告がある。


これらの薬剤により、イミプラミンの肝代謝が阻害され、血中濃度が上昇すると考えられている。キニジンでは本剤の肝代謝が阻害されるとの報告がある。


インスリン製剤


インスリン


スルフォニル尿素系糖尿病用剤


グリベンクラミド


併用により過度の血糖低下を来すことがある。


本剤での機序は不明であるが、三環系抗うつ剤(ドキセピン)により低血糖に対する反応性が変化するか、インスリンに対する感受性が増大し、血糖降下作用が増強すると考えられている。


クマリン系抗凝血剤


ワルファリン


三環系抗うつ剤(ノルトリプチリン)との併用によりクマリン系抗凝血剤の血中濃度半減期が延長するとの報告がある。


機序不明。


スルファメトキサゾール・トリメトプリム


三環系抗うつ剤(イミプラミン)との併用により抑うつが再発又は悪化するとの報告がある。


イミプラミンの代謝促進及び両剤の受容体レベルでの拮抗作用により抗うつ剤の効果があらわれない可能性がある。


QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤


スニチニブ


ダサチニブ


イミプラミン等


QT間隔延長、心室性不整脈(Torsades de pointesを含む)等の重篤な副作用を起こすおそれがある。


いずれもQT間隔を延長させるおそれがあるため。


ゾニサミド


高血圧、失神、不全収縮、発汗、てんかん、動作・精神障害の変化及び筋強剛等の副作用があらわれるおそれがある。


相加・相乗作用によると考えられる。


副作用:重大な副作用

1: 悪性症候群(Syndrome malin)(頻度不明)

-無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行う。本症発症時には、白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く、またミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、他の三環系及び四環系抗うつ剤の投与中、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害へと移行し、死亡した例が報告されている。2: てんかん発作(0.1%~5%未満)

3: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。4: 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)

5: 無顆粒球症(頻度不明)

6: 麻痺性イレウス(0.1%未満)

-腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止すること。なお、この悪心・嘔吐は、本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。7: 間質性肺炎、好酸球性肺炎(頻度不明)

-発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。8: QT延長、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)(頻度不明)

-,,9: 肝機能障害、黄疸(頻度不明)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

副作用:その他副作用


循環器 -血圧降下、血圧上昇-起立性低血圧、心悸亢進、心電図異常(QT延長等)-心ブロック、頻脈、不整脈、失神
精神神経系 -激越、ミオクロヌス、情緒不安-眠気、パーキンソン様症状・振戦・アカシジア等の錐体外路障害、言語障害、知覚異常、睡眠障害(不眠等)、神経過敏、不安、集中力欠如(思考力低下、頭がボーッとする等)、躁状態-幻覚、陰萎、せん妄、運動失調、錯乱状態、悪夢、記憶障害、離人症
抗コリン作用 -口渇、緑内障、尿閉-便秘、排尿困難、視調節障害(散瞳等)-鼻閉
皮膚 -紫斑、脱毛-─-光線過敏症
過敏症 -皮膚血管炎-発疹-蕁麻疹、そう痒感、発熱
血液 -好酸球増多、血小板減少-─-白血球減少、白血球増多
肝臓 -─-AST、ALT、γ-GTPの上昇-ALPの上昇
消化器 -─-悪心、胃部不快感等の胃腸症状、食欲不振、腹痛、口内苦味感、味覚異常-嘔吐、異常食欲亢進、口内炎、下痢、嚥下困難
内分泌 -乳房肥大、乳汁漏出-─-体重増加
呼吸器 -気管支痙攣-─-─
その他 -─-めまい、ふらつき、倦怠感、脱力感、熱感、発汗、頭痛、頭重、頻尿・夜尿、浮腫-耳鳴、流涎

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 1,932,957 0 4,362 33,512 84,836 232,857 404,975 403,211 439,123 271,427 56,103 2,551
女性 4,052,614 0 10,751 48,674 146,435 311,622 486,953 631,179 1,041,140 1,007,894 357,582 10,384
合計 5,985,731 0 15,113 82,186 231,271 544,479 891,928 1,034,390 1,480,263 1,279,321 413,685 12,935
男性 1,932,957 0 4,362 33,512 84,836 232,857 404,975 403,211 439,123 271,427 56,103 2,551
女性 4,052,614 0 10,751 48,674 146,435 311,622 486,953 631,179 1,041,140 1,007,894 357,582 10,384
合計 5,985,731 0 15,113 82,186 231,271 544,479 891,928 1,034,390 1,480,263 1,279,321 413,685 12,935
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道312,732
東北814,704
関東1,806,133
中部964,788
近畿984,039
中国・四国471,813
九州631,522
合計5,985,731
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道312,732
北東北310,803
南東北402,750
北関東367,849
南関東1,438,284
甲信越387,140
北陸140,174
東海531,072
関西890,441
中国319,180
四国152,633
北九州455,582
南九州151,584
沖縄48,712
合計5,985,731
都道府県別
都道府県名 合計
北海道312,732
青森県152,319
岩手県101,151
宮城県170,557
秋田県158,484
山形県47,134
福島県185,059
茨城県150,575
栃木県92,418
群馬県124,856
埼玉県306,693
千葉県211,316
東京都569,057
神奈川県351,218
新潟県195,410
富山県54,720
石川県60,768
福井県24,686
山梨県55,204
長野県136,526
岐阜県51,704
静岡県108,190
愛知県277,580
三重県93,598
滋賀県54,539
京都府115,193
大阪府391,664
兵庫県193,999
奈良県52,195
和歌山県82,851
鳥取県35,366
島根県56,980
岡山県64,479
広島県111,283
山口県51,072
徳島県35,237
香川県44,399
愛媛県25,411
高知県47,586
福岡県226,197
佐賀県18,880
長崎県58,667
熊本県59,500
大分県92,338
宮崎県57,920
鹿児島県93,664
沖縄県24,356
合計5,985,731
更新予告まとめ