薬剤詳細データ

一般名

スキサメトニウム塩化物注射液

製品名

スキサメトニウム注100「マルイシ」

薬効名

筋弛緩剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

スキサメトニウム注100「マルイシ」

yj-code

1224400A3056

添付文書No

1224400A2050_1_04

改定年月

2023-05

第1版

一般名

スキサメトニウム塩化物注射液

薬効分類名

筋弛緩剤


用法・用量

通常成人は下記用量を用いる。間歇的投与法:スキサメトニウム塩化物水和物の脱水物として、1回10~60mgを静脈内注射する。この用量で筋弛緩が得られない時は、筋弛緩が得られるまで適宜増量する。持続点滴用法:持続性効果を求める場合は、0.1~0.2%となるように生理食塩液または5%ブドウ糖液に溶かし、持続注入する。通常2.5mg/分ぐらいの速さで注入する。また、乳幼児及び小児に対する投与法として静脈内注射の場合1mg/kgを、静脈内注射が不可能な場合は2~3mg/kgを筋肉内注射する。

効能・効果

麻酔時の筋弛緩、気管内挿管時・骨折脱臼の整復時・喉頭痙攣の筋弛緩、精神神経科における電撃療法の際の筋弛緩 腹部腫瘤診断時

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

ジギタリス強心配糖体


ジゴキシン


メチルジゴキシン 等


本剤との併用により重篤な不整脈を起こすおそれがある。


スキサメトニウム塩化物水和物の血中カリウム増加作用又はカテコールアミン放出が原因と考えられている。


コリンエステラーゼ阻害作用を有する薬剤


アンベノニウム塩化物


ネオスチグミン臭化物


シクロホスファミド 等


本剤の作用が増強し、遷延性無呼吸(持続性呼吸麻痺)を起こすことがある。


コリンエステラーゼによる本剤の分解が阻害されると考えられている。


非脱分極性筋弛緩剤


本剤の筋弛緩作用が持続し、遷延性無呼吸(持続性呼吸麻痺)を起こすことがある。


本剤の神経-筋遮断作用に対して、抵抗性を増加することがある。それゆえ、筋弛緩を得るには大量の本剤が必要となり、終板の感受性低下や手術後の無呼吸を延長するかもしれない。


デスフルラン


イソフルラン


本剤の筋弛緩作用が増強するので、併用する場合には、本剤を減量すること。


併用により本剤の筋弛緩作用が増強される。


アプロチニン


本剤の作用が増強又は遷延することがある。


アプロチニンはコリンエステラーゼ活性を阻害すると考えられている。


ゾピクロン


エスゾピクロン


本剤の作用が増強又は遷延することがある。


相加的に抗痙攣作用、中枢神経抑制作用が増強する可能性がある。


アミノグリコシド系抗生剤


これらの抗生剤を投与した外科手術後に突発的に呼吸困難を起こすことがある。


両薬剤ともに神経遮断作用を有しており、併用によりその作用が増強する。


リンコマイシン系抗生剤


本剤の筋弛緩作用が増強する。


リンコマイシン系抗生剤は神経筋弛緩作用を持ち、本剤の作用が相加されると考えられている。


イリノテカン塩酸塩


本剤の筋弛緩作用が減弱することがある。


イリノテカンはアセチルコリン受容体への結合能を持っていると考えられている。


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-ショック、アナフィラキシー(気道内圧上昇、血圧低下、頻脈、全身発赤等)を起こすことがある。2: 悪性高熱症(頻度不明)

-原因不明の頻脈・不整脈・血圧変動、急激な体温上昇、筋硬直、血液の暗赤色化(チアノーゼ)、過呼吸、ソーダライムの異常過熱・急激な変色、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)等を伴う重篤な悪性高熱がまれにあらわれることがある。また、これらの症状の悪化により、横紋筋融解症があらわれることがある。本剤を使用中、悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は、直ちに中止し、ダントロレンナトリウムの静注、全身冷却、純酸素での過換気、酸塩基平衡の是正等適切な処置を行うこと。3: 気管支痙攣、遷延性無呼吸(持続性呼吸麻痺)(いずれも頻度不明)

-,4: 心停止(頻度不明)

5: 呼吸抑制(頻度不明)

-本剤によって充分な筋弛緩を得ようとする時、全く呼吸抑制が起こらないよう施術することは困難であり、また、呼吸停止を警戒しすぎると所要の筋弛緩が得られないことがある。呼吸停止が起こった場合には、薬液の注入を筋弛緩維持に必要な量まで減ずるか、一旦中止し、人工呼吸によって積極的に酸素を補給しないと危険である。20~40mgの本剤投与によって発生する呼吸停止は、通常およそ2~5分で回復する。,6: 横紋筋融解症(頻度不明)

-体温の上昇がない場合においても、高カリウム血症、ミオグロビン尿、血清逸脱酵素の著明な上昇、筋肉痛等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


循環器 -徐脈、頻脈、不整脈、血圧降下
筋肉 -術後筋肉痛
皮膚 -発疹
その他 -眼内圧上昇、アレルギー症状

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
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福井県0
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三重県0
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鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
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熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ