薬剤詳細データ

一般名

ランジオロール塩酸塩

製品名

ランジオロール塩酸塩点滴静注用50mg「F」

薬効名

短時間作用型β1選択的遮断剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

ランジオロール塩酸塩点滴静注用50mg「F」

yj-code

2123404D1041

添付文書No

2123404D1041_1_03

改定年月

2024-04

第4版

一般名

ランジオロール塩酸塩

薬効分類名

短時間作用型β1選択的遮断剤


用法・用量

〈手術時の下記の頻脈性不整脈に対する緊急処置:心房細動、心房粗動、洞性頻脈〉 ランジオロール塩酸塩として、1分間0.125mg/kg/minの速度で静脈内持続投与した後、0.04mg/kg/minの速度で静脈内持続投与する。投与中は心拍数、血圧を測定し0.01~0.04mg/kg/minの用量で適宜調節する。 〈手術後の循環動態監視下における下記の頻脈性不整脈に対する緊急処置:心房細動、心房粗動、洞性頻脈〉 ランジオロール塩酸塩として、1分間0.06mg/kg/minの速度で静脈内持続投与した後、0.02mg/kg/minの速度で静脈内持続投与を開始する。5~10分を目安に目標とする徐拍作用が得られない場合は、1分間0.125mg/kg/minの速度で静脈内持続投与した後、0.04mg/kg/minの速度で静脈内持続投与する。投与中は心拍数、血圧を測定し0.01~0.04mg/kg/minの用量で適宜調節する。 〈心機能低下例における下記の頻脈性不整脈:心房細動、心房粗動〉 ランジオロール塩酸塩として、1μg/kg/minの速度で静脈内持続投与を開始する。投与中は心拍数、血圧を測定し1~10μg/kg/minの用量で適宜調節する。

効能・効果

手術時の下記の頻脈性不整脈に対する緊急処置:心房細動、心房粗動、洞性頻脈 手術後の循環動態監視下における下記の頻脈性不整脈に対する緊急処置:心房細動、心房粗動、洞性頻脈 心機能低下例における下記の頻脈性不整脈:心房細動、心房粗動

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

交感神経系に対し抑制的に作用する他の薬剤


レセルピン等


交感神経系の過剰の抑制をきたすおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。


レセルピン等のカテコールアミン枯渇剤が投与されている時にβ遮断剤のカテコールアミン遮断作用が加わると交感神経活性が過度に低下するおそれがある。


血糖降下剤


インスリン等


低血糖症状(頻脈等)をマスクすることがあるので、血糖値に注意すること。


血糖値が低下するとカテコールアミンが副腎から分泌され、心拍数を増加させるが、心臓のβ1受容体が遮断されていると、心拍数の増加が起きず、頻脈のような低血糖症状がマスクされるおそれがある。


カルシウム拮抗剤


ベラパミル


ジルチアゼム等


相互に作用が増強されるおそれがある。うっ血性心不全のおそれのある患者、洞房ブロック、房室ブロックのある患者では重度の低血圧、徐脈、心不全が発現するおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。


カルシウム拮抗剤とβ遮断剤は共に心収縮力や刺激伝導系の抑制作用、血圧低下作用を有するため、これらの薬剤との併用により作用が増強するおそれがある。


ジギタリス製剤


房室伝導時間が延長するおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。


ジギタリス製剤とβ遮断剤は共に房室伝導時間の延長作用を有するため、これらの薬剤との併用により作用が増強するおそれがある。


クラスⅠ抗不整脈剤


ジソピラミド


プロカインアミド等


クラスⅢ抗不整脈剤


アミオダロン


ニフェカラント等


過度の心機能抑制があらわれるおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。


クラスⅠ抗不整脈剤及びクラスⅢ抗不整脈剤は刺激伝導系に対する抑制作用を有するので、これらの薬剤との併用で過度の心機能抑制作用が起こるおそれがある。


クロニジン


クロニジン投与中止後のリバウンド現象(血圧上昇)を増強する可能性がある。手術前数日以内にクロニジンを投与中止した場合には、本剤の投与を慎重に行うこと。


クロニジンを投与されている患者でクロニジンを中止すると、血中カテコールアミンが上昇し、血圧上昇をきたす。β遮断剤を投与すると、カテコールアミンによるα刺激作用が優位になり、血管収縮がさらに増強されるおそれがある。


交感神経刺激剤


アドレナリン等


血管収縮により、血圧上昇をきたすことがあるので注意すること。


α、β刺激作用を有する薬剤の場合には、本剤により交感神経刺激剤のβ刺激作用が抑制され、α刺激作用が優位となり、血管収縮が起こるおそれがある。


コリンエステラーゼ阻害剤


ネオスチグミン


ジスチグミン臭化物


エドロホニウム塩化物等


本剤の代謝を阻害し、作用が増強及び作用時間が延長するおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はエステラーゼで代謝されるため、これらの薬剤との併用により本剤の作用が増強及び作用時間が延長するおそれがある。


フェンタニルクエン酸塩プロポフォール


徐拍作用を増強するおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。


フェンタニルクエン酸塩及びプロポフォールは徐拍作用を持つ麻酔薬であり、これら薬剤との併用により、徐拍作用が増強するおそれがある。


プロカインスキサメトニウム


本剤及び他剤の作用時間が延長することがあるので、減量するなど慎重に投与すること。


同一の酵素によって代謝されるため、拮抗的な阻害を受けるものと推測される。ヒト血漿を用いたin vitro試験結果から、スキサメトニウムとの併用で本剤の血中濃度が最大20%程度上昇する可能性がある。


副作用:重大な副作用

1: ショック(0.1%)

-過度の血圧低下があらわれることがある。2: 心停止(0.2%)、完全房室ブロック(頻度不明)、洞停止(頻度不明)、高度徐脈(頻度不明)

3: 心不全(0.1%)

-心不全の急激な増悪があらわれるおそれがある。,,

副作用:その他副作用


循環器 -血圧低下-徐脈、ST低下、肺動脈圧上昇
呼吸器 -喘息、低酸素血症
肝臓 -AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇-γ-GTP上昇
その他 -白血球増多、血小板減少、Al-P上昇、LDH上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、尿酸上昇

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
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長野県0
岐阜県0
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愛知県0
三重県0
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京都府0
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兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ