薬剤詳細データ

一般名

【般】ヒドロクロロチアジド錠25mg

製品名

ヒドロクロロチアジド錠25mg「トーワ」

薬効名

利尿剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

ヒドロクロロチアジド錠25mg「トーワ」

yj-code

2132004F1103

添付文書No

2132004F1103_1_06

改定年月

2023-05

第1版

一般名

ヒドロクロロチアジド錠

薬効分類名

降圧利尿剤


用法・用量

通常、成人にはヒドロクロロチアジドとして1回25~100mgを1日1~2回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、高血圧症に用いる場合には少量から投与を開始して徐々に増量すること。また、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。

効能・効果

高血圧症(本態性、腎性等)、悪性高血圧、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、月経前緊張症、薬剤(副腎皮質ホルモン、フェニルブタゾン等)による浮腫

相互作用:併用禁忌

デスモプレシン酢酸塩水和物


ミニリンメルト


(男性における夜間多尿による夜間頻尿)


低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


いずれも低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


相互作用:併用注意

バルビツール酸誘導体


起立性低血圧が増強されることがある。


これらの薬剤の中枢抑制作用と利尿剤の降圧作用による。


あへんアルカロイド系麻薬


起立性低血圧が増強されることがある。


あへんアルカロイドの大量投与で血圧下降があらわれることが報告されている。


アルコール


起立性低血圧が増強されることがある。


血管拡張作用を有するアルコールとの併用により降圧作用が増強される可能性がある。


昇圧アミン


ノルアドレナリン


アドレナリン


昇圧アミンの作用を減弱することがある。手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずること。


チアジド系利尿剤は昇圧アミンに対する血管壁の反応性を低下させることが報告されている。


ツボクラリン及びその類似作用物質


ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物パンクロニウム臭化物


ツボクラリン及びその類似作用物質の麻痺作用を増強することがある。手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずること。


本剤による血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用を増強すると考えられている。


降圧作用を有する他の薬剤


ACE阻害剤β-遮断剤ニトログリセリン等


降圧作用を増強するおそれがある。降圧剤の用量調節等に注意すること。


作用機序の異なる降圧作用により互いに協力的に作用する。


ジギタリス剤


ジゴキシン


ジギトキシン


ジギタリスの心臓に対する作用を増強し、不整脈等を起こすことがある。血清カリウム値に十分注意すること。


本剤による血清カリウム値の低下により多量のジギタリスが心筋Na-K ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈が起こる。マグネシウム低下も同様の作用を示す。


乳酸ナトリウム


チアジド系薬剤による代謝性アルカローシス、低カリウム血症を増強することがある。


本剤によるカリウム排泄作用により低カリウム血症や代謝性アルカローシスが引き起こされることがある。アルカリ化剤である乳酸ナトリウムの併用はこの状態をさらに増強させる。


炭酸リチウム


振戦、消化器愁訴等、リチウム中毒を増強することがある。血清リチウム濃度に注意すること。


本剤は腎におけるリチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度を上昇させる。


糖質副腎皮質ホルモン剤


ACTH


低カリウム血症が発現することがある。


両薬剤ともカリウム排泄作用を持つ。


グリチルリチン製剤


血清カリウム値の低下があらわれやすくなる。


グリチルリチン製剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがある。従って両剤の併用により低カリウム血症を増強する可能性がある。


糖尿病用剤


SU剤インスリン


糖尿病用剤の作用を著しく減弱することがある。


機序は明確ではないが、本剤によるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下すると考えられている。


コレスチラミン


チアジド系薬剤の作用が減弱することがある。


コレスチラミンの吸着作用によりチアジド系薬剤の吸収が阻害されることがある。


非ステロイド性消炎鎮痛剤


インドメタシン


チアジド系薬剤の作用が減弱することがある。


非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成酵素阻害作用により、腎内プロスタグランジンが減少し、水・ナトリウムの体内貯留が生じて本剤の作用と拮抗する。


スルフィンピラゾン


チアジド系薬剤はスルフィンピラゾンの尿酸排泄作用に拮抗することがある。


チアジド系利尿剤は、腎での尿酸分泌の阻害、尿酸再吸収の増大作用を有すると考えられ、スルフィンピラゾンの尿酸排泄作用に拮抗することがある。


副作用:重大な副作用

1: 再生不良性貧血、溶血性貧血(頻度不明)

2: 壊死性血管炎(頻度不明)

3: 間質性肺炎、肺水腫、急性呼吸窮迫症候群(頻度不明)

-間質性肺炎、肺水腫があらわれることがある。また、ヒドロクロロチアジド服用後、数分から数時間以内に急性呼吸窮迫症候群が発現したとの報告がある。,,,4: 全身性紅斑性狼瘡の悪化(頻度不明)

5: アナフィラキシー(頻度不明)

6: 低ナトリウム血症(頻度不明)

-倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害等を伴う低ナトリウム血症があらわれることがある。,7: 低カリウム血症(頻度不明)

-倦怠感、脱力感、不整脈等を伴う低カリウム血症があらわれることがある。8: 急性近視、閉塞隅角緑内障(頻度不明)

-急性近視(霧視、視力低下等を含む)、閉塞隅角緑内障があらわれることがあるので、急激な視力の低下や眼痛等の異常が認められた場合には投与を中止し、速やかに眼科医の診察を受けるよう、患者に指導すること。

副作用:その他副作用


過敏症 -呼吸困難、発疹、じん麻疹、顔面潮紅、光線過敏症
血液 -白血球減少、血小板減少、紫斑
肝臓 -黄疸
代謝異常 -低マグネシウム血症、低クロール性アルカローシス、血清カルシウムの上昇等の電解質失調、血清脂質増加、高尿酸血症、高血糖症
消化器 -食欲不振、悪心・嘔吐、腹部不快感-下痢・口渇-腹部の仙痛、膵炎、唾液腺炎、便秘
精神神経系 -眩暈-頭痛-知覚異常
眼 -視力異常(霧視等)、黄視症
循環器 -起立性低血圧-不整脈
皮膚 -皮膚エリテマトーデス
その他 -倦怠感-鼻閉-インポテンス、高カルシウム血症を伴う副甲状腺障害、筋痙攣

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 1,619,576 18,243 46,179 24,459 31,560 129,114 279,828 335,235 458,776 261,365 45,464 0
女性 1,258,345 8,152 5,882 2,814 6,591 49,586 115,880 174,451 363,464 389,314 139,905 7,326
合計 2,894,265 26,395 52,061 27,273 38,151 178,700 395,708 509,686 822,240 650,679 185,369 7,326
男性 1,619,576 18,243 46,179 24,459 31,560 129,114 279,828 335,235 458,776 261,365 45,464 0
女性 1,258,345 8,152 5,882 2,814 6,591 49,586 115,880 174,451 363,464 389,314 139,905 7,326
合計 2,894,265 26,395 52,061 27,273 38,151 178,700 395,708 509,686 822,240 650,679 185,369 7,326
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道112,413
東北303,232
関東1,445,540
中部359,830
近畿227,316
中国・四国207,253
九州238,678
合計2,894,265
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道112,413
北東北118,549
南東北168,600
北関東251,780
南関東1,193,760
甲信越122,444
北陸44,368
東海211,991
関西208,343
中国158,442
四国48,811
北九州149,780
南九州72,064
沖縄33,668
合計2,894,265
都道府県別
都道府県名 合計
北海道112,413
青森県79,375
岩手県16,083
宮城県70,856
秋田県39,174
山形県34,790
福島県62,954
茨城県112,614
栃木県62,046
群馬県77,120
埼玉県263,622
千葉県352,200
東京都400,226
神奈川県177,712
新潟県26,656
富山県14,938
石川県23,786
福井県5,644
山梨県18,878
長野県76,910
岐阜県45,476
静岡県43,621
愛知県103,921
三重県18,973
滋賀県13,280
京都府41,970
大阪府76,044
兵庫県57,049
奈良県11,654
和歌山県8,346
鳥取県13,180
島根県25,843
岡山県21,395
広島県79,520
山口県18,504
徳島県10,076
香川県4,345
愛媛県6,700
高知県27,690
福岡県51,390
佐賀県21,804
長崎県16,114
熊本県41,552
大分県18,920
宮崎県28,034
鹿児島県44,030
沖縄県16,834
合計2,894,265
更新予告まとめ