薬剤詳細データ

一般名

制酸緩衝アスピリン錠剤

製品名

ファモター配合錠A81

薬効名

抗血小板剤

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薬剤名

ファモター配合錠A81

yj-code

3399100F1124

添付文書No

3399100F1124_1_08

改定年月

2024-03

第1版

一般名

制酸緩衝アスピリン錠剤

薬効分類名

抗血小板剤


用法・用量

〈狭心症(慢性安定狭心症、不安定狭心症)、心筋梗塞、虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作(TIA)、脳梗塞)における血栓・塞栓形成の抑制、冠動脈バイパス術(CABG)あるいは経皮経管冠動脈形成術(PTCA)施行後における血栓・塞栓形成の抑制に使用する場合〉 通常、成人には1錠(アスピリンとして81mg)を1回量として、1日1回経口投与する。なお、症状により1回4錠(アスピリンとして324mg)まで増量できる。 〈川崎病(川崎病による心血管後遺症を含む)に使用する場合〉 急性期有熱期間は、アスピリンとして1日体重1kgあたり30~50mgを3回に分けて経口投与する。解熱後の回復期から慢性期は、アスピリンとして1日体重1kgあたり3~5mgを1回経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減する。

効能・効果

下記疾患における血栓・塞栓形成の抑制 狭心症(慢性安定狭心症、不安定狭心症)心筋梗塞虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作(TIA)、脳梗塞) 冠動脈バイパス術(CABG)あるいは経皮経管冠動脈形成術(PTCA)施行後における血栓・塞栓形成の抑制 川崎病(川崎病による心血管後遺症を含む)

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

尿酸排泄促進剤


プロベネシド


ベンズブロマロン


尿酸排泄促進剤の尿酸排泄作用を減弱させる。


本剤が尿酸排泄促進剤の尿酸排泄に拮抗する。


抗凝固剤


クマリン系抗凝固剤


ワルファリンカリウム


,


クマリン系抗凝固剤の作用を増強し、出血時間の延長、消化管出血等を起こすことがあるので、クマリン系抗凝固剤を減量するなど、慎重に投与すること。


本剤は血漿蛋白に結合したクマリン系抗凝固剤と置換し、遊離させる。また、本剤は血小板凝集抑制作用、消化管刺激による出血作用を有する。


抗凝固剤


血液凝固阻止剤


ヘパリン製剤


ダナパロイドナトリウム


第Xa因子阻害剤


リバーロキサバン等


抗トロンビン剤


ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩等


トロンボモデュリンアルファ等


,


これら薬剤との併用により、出血の危険性が増大するおそれがあるので、観察を十分に行い、注意すること。


本剤は血小板凝集抑制作用を有するため、これら薬剤との併用により出血傾向が増強されるおそれがある。


血小板凝集抑制作用を有する薬剤


チクロピジン塩酸塩


シロスタゾール


クロピドグレル硫酸塩


トロンボキサン合成酵素阻害剤


オザグレルナトリウム


プロスタグランジンE1製剤、E1及びI2誘導体製剤


ベラプロストナトリウム等


サルポグレラート塩酸塩


イコサペント酸エチル等


,


これら薬剤との併用により、出血の危険性が増大するおそれがあるので、観察を十分に行い、注意すること。


本剤は血小板凝集抑制作用を有するため、これら薬剤との併用により出血傾向が増強されるおそれがある。


血栓溶解剤


ウロキナーゼ


t-PA製剤等


,


これら薬剤との併用により、出血の危険性が増大するおそれがあるので、観察を十分に行い、注意すること。


本剤は血小板凝集抑制作用を有するため、これら薬剤との併用により出血傾向が増強されるおそれがある。


糖尿病用剤


インシュリン製剤


トルブタミド等


血糖降下作用を増強することがあるので注意し、必要があれば減量する。


サリチル酸自身が血糖降下作用をもつ。また、血漿蛋白と結合したスルホニル尿素系血糖降下剤(トルブタミド等)と置換し、遊離のスルホニル尿素系血糖降下剤が増加すると考えられている。


メトトレキサート


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害等)が増強されることがある。


本剤(高用量投与時)は血漿蛋白に結合したメトトレキサートと置換し、遊離させる。また、本剤はメトトレキサートの腎排泄を阻害すると考えられている。


リチウム製剤


血中リチウム濃度を上昇させ、リチウム中毒を起こすおそれがある。


本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成抑制作用により、リチウムの腎排泄が減少し、血中濃度が上昇するためと考えられる。


チアジド系利尿剤


利尿・降圧作用を減弱するおそれがある。


本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成抑制作用により、水・ナトリウムの排泄を減少させるためと考えられている。


フロセミド


アゾセミド


ピレタニド


本剤の副作用が増強することがある。


腎の排泄部位にて本剤と競合する。


非ステロイド性消炎鎮痛剤


インドメタシン


ジクロフェナクナトリウム等


,,


非ステロイド性消炎鎮痛剤の血中濃度が低下し作用を減弱することがある。


非ステロイド性消炎鎮痛剤の吸収阻害あるいは血漿蛋白結合部位での遊離置換が考えられている。


非ステロイド性消炎鎮痛剤


インドメタシン


ジクロフェナクナトリウム等


,,


出血を増加し、腎機能低下をもたらすことがある。


機序は不明である。


イブプロフェン


ナプロキセン


ピロキシカム


スルピリン


本剤の血小板凝集抑制作用を減弱するとの報告がある。


血小板のシクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)と本剤の結合を阻害するためと考えられる。


オキシカム系消炎鎮痛剤


ピロキシカム等


両剤又は一方の薬剤の副作用の発現頻度を増加させるおそれがある。


機序は不明である。


ニトログリセリン


ニトログリセリンの作用を減弱するおそれがある。


本剤は血管内皮細胞から産生され血管拡張作用を有するプロスタグランジンI2等の生合成を阻害し、ニトログリセリンの血管拡張作用を減弱させる可能性が考えられる。


テトラサイクリン系抗生物質


ニューキノロン系抗菌剤


テトラサイクリン系抗生物質またはニューキノロン系抗菌剤の作用を減弱させ、抗菌力が低下する。


制酸緩衝剤ダイアルミネートが消化管内でテトラサイクリン系抗生物質又はニューキノロン系抗菌剤と難溶性のキレートを作り、これらの医薬品の消化管からの吸収を阻害し、血中濃度が低下するためと考えられている。


副腎皮質ホルモン剤


ベタメタゾン


コルチゾン酢酸エステル


メチルプレドニゾロン等


高用量の本剤とこれらの薬剤の併用時、これらの薬剤を減量する際、本剤の血中濃度が増加し、サリチル酸中毒を起こすことが報告されているので、併用する場合には用量に注意する。


副腎皮質ホルモン剤は、サリチル酸の腎排泄と肝代謝を著しく増加し、サリチル酸濃度を治療域以下にするといわれており、副腎皮質ホルモン剤との併用時には、サリチル酸の投与量を増量することがあるので、副腎皮質ホルモン剤を減量又は中止するときには注意する。


乳酸ナトリウム


本剤の尿中排泄を増加することがある。


乳酸ナトリウムのアルカリ化作用により、本剤の尿中排泄が促進するためと考えられる。


バルプロ酸ナトリウム


バルプロ酸ナトリウムの作用を増強し、振戦等を起こすことがある。


アスピリンは血漿蛋白に結合したバルプロ酸ナトリウムと置換し、遊離させる。


フェニトイン


総フェニトイン濃度を低下させるが、非結合型フェニトイン濃度を低下させないとの報告があるので、総フェニトイン濃度に基づいて増量する際には臨床症状等を慎重に観察すること。


本剤(高用量投与時)は血漿蛋白に結合したフェニトインと置換し、遊離させる。


アセタゾラミド


アセタゾラミドの副作用を増強し、嗜眠、錯乱等の中枢神経系症状、代謝性アシドーシス等を起こすことが報告されている。


アスピリンは血漿蛋白に結合したアセタゾラミドと置換し、遊離させる。


アンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACE阻害剤)


ACE阻害剤の降圧作用が減弱することがある。


本剤はACE阻害剤のプロスタグランジン生合成作用に拮抗する。


β-遮断剤


β-遮断剤の降圧作用が減弱することがある。


本剤がプロスタグランジン生合成を抑制し、β-遮断剤の降圧作用に拮抗する。


ドネペジル塩酸塩


消化性潰瘍を起こすことがある。


コリン系が賦活され胃酸分泌が促進される。


タクロリムス水和物


シクロスポリン


腎障害が発現することがある。


腎障害の副作用が相互に増強されると考えられる。


ザフィルルカスト


ザフィルルカストの血漿中濃度が上昇することがある。


機序は不明である。


プロスタグランジンD2、トロンボキサンA2受容体拮抗剤(セラトロダスト、ラマトロバン)


ヒト血漿蛋白結合に対する相互作用の検討(in vitro)において、本剤によりこれら薬剤の非結合型分率が上昇することがある。


これら薬剤が本剤と血漿蛋白結合部位で置換し、遊離型血中濃度が上昇すると考えられる。


選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)


フルボキサミンマレイン酸塩


塩酸セルトラリン等


,


皮膚の異常出血(斑状出血、紫斑等)、出血症状(胃腸出血等)が報告されている。


SSRIの投与により血小板凝集が阻害され、本剤との併用により出血傾向が増強すると考えられる。


アルコール


,


消化管出血が増強されるおそれがある。


アルコールによる胃粘膜障害と本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、相加的に消化管出血が増強すると考えられる。


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがある。2: 出血(頻度不明)

-脳出血等の頭蓋内出血(初期症状:頭痛、悪心・嘔吐、意識障害、片麻痺等)があらわれることがある。肺出血、消化管出血、鼻出血、眼底出血等があらわれることがある。,,,,3: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、剥脱性皮膚炎(いずれも頻度不明)

4: 再生不良性貧血、血小板減少、白血球減少(いずれも頻度不明)

5: 喘息発作の誘発(頻度不明)

-,6: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

-AST、ALT、γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。,,7: 消化性潰瘍、小腸・大腸潰瘍(いずれも頻度不明)

-下血(メレナ)を伴う胃潰瘍・十二指腸潰瘍等の消化性潰瘍があらわれることがある。また、消化管出血、腸管穿孔、狭窄・閉塞を伴う小腸・大腸潰瘍があらわれることがある。,,

副作用:その他副作用


消化器 -胃腸障害、嘔吐、腹痛、胸やけ、便秘、下痢、食道炎、口唇腫脹、吐血、吐き気、悪心、食欲不振、胃部不快感
過敏症 -蕁麻疹、発疹、浮腫
皮膚 -瘙痒、皮疹、膨疹、発汗
精神神経系 -めまい、興奮、頭痛
肝臓 -AST上昇、ALT上昇
腎臓 -腎障害
循環器 -血圧低下、血管炎、心窩部痛
呼吸器 -過呼吸、気管支炎、鼻出血、鼻炎
感覚器 -角結膜炎、耳鳴、難聴
血液 -貧血
その他 -代謝性アシドーシス、倦怠感

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ