薬剤詳細データ

一般名

【般】ナテグリニド錠90mg

製品名

ファスティック錠90 90mg

薬効名

糖尿病用剤

添付文書(抜粋)

添付文書の抜粋となっています。

最新の添付文書はこちらよりご参照ください

薬剤名

ファスティック錠90

yj-code

3969006F2034

添付文書No

3969006F1038_2_08

改定年月

2023-08

第2版

一般名

ナテグリニド

薬効分類名

速効型インスリン分泌促進薬


用法・用量

通常、成人にはナテグリニドとして1回90mgを1日3回毎食直前に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を120mgまで増量することができる。

効能・効果

2型糖尿病における食後血糖推移の改善ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。①食事療法・運動療法のみ②食事療法・運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用③食事療法・運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用④食事療法・運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤を使用

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

糖尿病用薬


インスリン製剤 ビグアナイド系薬剤α-グルコシダーゼ阻害剤チアゾリジン系薬剤DPP-4阻害剤GLP-1受容体作動薬SGLT2阻害剤


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


作用機序が異なる薬理作用の相加作用による血糖降下作用の増強による。


アルドース還元酵素阻害剤


エパルレスタット


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


in vitro試験結果から、エパルレスタットとの併用により、本剤の血漿中濃度が最大で1.5倍に上昇する可能性が報告されている。


ピラゾロン系消炎剤


スルピリン水和物 等


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


血中蛋白との結合抑制、腎排泄抑制、肝代謝抑制による。


サリチル酸製剤


アスピリン 等


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


血中蛋白との結合抑制、サリチル酸製剤の血糖降下作用による。


フィブラート系薬剤


クロフィブラートベザフィブラート 等


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制、腎排泄抑制による。


ミコナゾールフルコナゾールホスフルコナゾール


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制による。


プロベネシド


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


腎排泄抑制による。


クマリン系薬剤


ワルファリンカリウム


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


肝代謝抑制による。


サルファ剤


スルファメトキサゾール 等


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制、腎排泄抑制による。


クロラムフェニコール


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


肝代謝抑制による。


β-遮断剤


プロプラノロール塩酸塩 等


モノアミン酸化酵素阻害剤


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


肝における糖新生の抑制及び末梢におけるインスリン感受性の増強により血糖が低下する。


タンパク同化ホルモン剤


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


タンパク同化ホルモン剤が糖尿病患者のみに起こる血糖降下作用に加えて代謝抑制・排泄遅延説がある。


テトラサイクリン系抗生物質


テトラサイクリン塩酸塩ミノサイクリン塩酸塩 等


低血糖症状(空腹感、あくび、悪心、無気力、だるさ等の初期症状から血圧上昇、発汗、ふるえ、顔面蒼白等の症状を経て意識消失、けいれん、昏睡にいたる)、血糖降下作用が増強されることがあるので、血糖値モニターその他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。


インスリン感受性促進による。


アドレナリン


経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。食後の血糖上昇が加わることによる影響に十分注意すること。併用時は血糖値コントロールに注意し頻回に血糖値を測定し、必要に応じ投与量を調節する。


末梢でのグルコースの取り込み抑制及び肝での糖新生の促進により、血糖値を上昇させる。


副腎皮質ホルモン


メチルプレドニゾロン 等


経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。食後の血糖上昇が加わることによる影響に十分注意すること。併用時は血糖値コントロールに注意し頻回に血糖値を測定し、必要に応じ投与量を調節する。


肝での糖新生促進、末梢組織でのインスリン感受性低下による。


ニコチン酸


経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。食後の血糖上昇が加わることによる影響に十分注意すること。併用時は血糖値コントロールに注意し頻回に血糖値を測定し、必要に応じ投与量を調節する。


肝でのブドウ糖の同化抑制による。


卵胞ホルモン


エチニルエストラジオール 等


経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。食後の血糖上昇が加わることによる影響に十分注意すること。併用時は血糖値コントロールに注意し頻回に血糖値を測定し、必要に応じ投与量を調節する。


機序不明コルチゾール分泌変化、組織での糖利用変化、成長ホルモンの過剰産生、肝機能の変化等が考えられる。


イソニアジド


経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。食後の血糖上昇が加わることによる影響に十分注意すること。併用時は血糖値コントロールに注意し頻回に血糖値を測定し、必要に応じ投与量を調節する。


糖質代謝の障害による血糖値上昇及び耐糖能異常による。


ピラジナミド


経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。食後の血糖上昇が加わることによる影響に十分注意すること。併用時は血糖値コントロールに注意し頻回に血糖値を測定し、必要に応じ投与量を調節する。


機序不明血糖値のコントロールが難しいとの報告がある。


フェノチアジン系薬剤


クロルプロマジン塩酸塩 等


経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。食後の血糖上昇が加わることによる影響に十分注意すること。併用時は血糖値コントロールに注意し頻回に血糖値を測定し、必要に応じ投与量を調節する。


インスリン遊離抑制、副腎からのアドレナリン遊離による。


利尿剤


チアジド系クロルタリドン 等


経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。食後の血糖上昇が加わることによる影響に十分注意すること。併用時は血糖値コントロールに注意し頻回に血糖値を測定し、必要に応じ投与量を調節する。


血清カリウムの低下、インスリンの分泌障害、組織におけるインスリンの感受性低下による。


フェニトイン


経口血糖降下剤の効果を減弱させ、血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。食後の血糖上昇が加わることによる影響に十分注意すること。併用時は血糖値コントロールに注意し頻回に血糖値を測定し、必要に応じ投与量を調節する。


インスリン分泌を直接抑制する。


甲状腺ホルモン


乾燥甲状腺 等


血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与する。


血糖コントロール条件が変わることがある。


副作用:重大な副作用

1: 低血糖(0.1~5%未満)

-低血糖及び低血糖症状(空腹感、冷汗、めまい、ふらつき、動悸、脱力感、気分不良、ふるえ、意識消失等)があらわれることがある。低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。,,,,,,2: 肝機能障害、黄疸(各0.1%未満)

3: 心筋梗塞(頻度不明)

-外国において本剤投与例に心筋梗塞の発症が報告されている。4: 突然死(頻度不明)

-外国において本剤投与例に原因不明の突然死が報告されている。

副作用:その他副作用


代謝 -乳酸上昇、ピルビン酸上昇、尿酸上昇、血清カリウム上昇
消化器 -嘔気、放屁増加、腹部膨満感、胃もたれ感、腹痛、便秘、下痢-嘔吐、軟便-舌炎、口内炎、口渇
過敏症 -発疹、そう痒感-じん麻疹、多形紅斑
肝臓 -肝機能異常(γ-GTP上昇、LDH上昇、AST上昇、ALT上昇等)
腎臓 -腎機能障害
血液 -貧血、白血球減少、血小板減少
その他 -頭痛、動悸、めまい、倦怠感、体重増加、浮腫(顔面、下肢等)-胸部圧迫感、味覚異常、眠気、頻尿、ほてり、 熱感-勃起障害、筋痙攣、かすみ目

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 3,529,865 0 0 0 22,733 97,032 315,605 690,473 1,396,935 904,608 102,479 0
女性 2,498,001 0 0 1,698 7,284 36,469 146,237 376,871 952,563 808,854 164,223 3,802
合計 6,030,456 0 0 1,698 30,017 133,501 461,842 1,067,344 2,349,498 1,713,462 266,702 3,802
男性 3,529,865 0 0 0 22,733 97,032 315,605 690,473 1,396,935 904,608 102,479 0
女性 2,498,001 0 0 1,698 7,284 36,469 146,237 376,871 952,563 808,854 164,223 3,802
合計 6,030,456 0 0 1,698 30,017 133,501 461,842 1,067,344 2,349,498 1,713,462 266,702 3,802
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道203,289
東北785,953
関東2,095,912
中部1,069,763
近畿810,863
中国・四国518,329
九州546,346
合計6,030,456
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道203,289
北東北234,562
南東北431,923
北関東295,728
南関東1,800,184
甲信越257,245
北陸104,776
東海773,402
関西745,203
中国334,039
四国184,290
北九州380,485
南九州102,630
沖縄126,462
合計6,030,456
都道府県別
都道府県名 合計
北海道203,289
青森県124,175
岩手県119,468
宮城県221,673
秋田県110,387
山形県100,711
福島県109,539
茨城県136,868
栃木県45,004
群馬県113,856
埼玉県339,430
千葉県467,533
東京都592,576
神奈川県400,645
新潟県136,489
富山県32,864
石川県46,240
福井県25,672
山梨県56,138
長野県64,618
岐阜県112,870
静岡県255,246
愛知県339,626
三重県65,660
滋賀県29,428
京都府47,925
大阪府326,527
兵庫県263,862
奈良県52,973
和歌山県24,488
鳥取県8,578
島根県39,330
岡山県109,991
広島県96,362
山口県79,778
徳島県76,639
香川県39,904
愛媛県52,017
高知県15,730
福岡県156,590
佐賀県24,575
長崎県50,780
熊本県46,570
大分県101,970
宮崎県26,212
鹿児島県76,418
沖縄県63,231
合計6,030,456
更新予告まとめ