薬剤詳細データ

一般名

メトトレキサート

製品名

メソトレキセート点滴静注液200mg

薬効名

葉酸代謝拮抗剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

メソトレキセート点滴静注液200mg

yj-code

4222400A1036

添付文書No

4222400A1036_3_02

改定年月

2022-10

第1版

一般名

メトトレキサート

薬効分類名

葉酸代謝拮抗剤


用法・用量

メトトレキサート・ロイコボリン救援療法 肉腫 メトトレキサートとして、通常、1週間に1回100~300mg/kgを約6時間で点滴静脈内注射する。その後、ロイコボリンの投与を行う注)。メトトレキサートの投与間隔は、1~4週間とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。 急性白血病、悪性リンパ腫 メトトレキサートとして、通常、1週間に1回30~100mg/kg(有効なメトトレキサート脳脊髄液濃度を得るには、1回メトトレキサートとして30mg/kg以上の静脈内注射が必要)を約6時間で点滴静脈内注射する。その後、ロイコボリンの投与を行う注)。メトトレキサートの投与間隔は、1~4週間とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。注)ロイコボリンの投与は、メトトレキサート投与終了後、通常、3時間後よりロイコボリンとして15mgを3時間毎に9回静脈内注射、以後6時間毎に8回静脈内又は筋肉内注射する。メトトレキサートによると思われる重篤な副作用があらわれた場合にはロイコボリンの用量を増加し、投与期間を延長する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 (注射液の調製法) 希釈して用いる場合には、本剤を生理食塩液又は5%ブドウ糖液等に加えて250~500mLとなるように調製する。

効能・効果

メトトレキサート・ロイコボリン救援療法 肉腫(骨肉腫、軟部肉腫等) 急性白血病の中枢神経系及び睾丸への浸潤に対する寛解 悪性リンパ腫の中枢神経系への浸潤に対する寛解

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

サリチル酸等の非ステロイド性抗炎症剤


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


主として、非ステロイド性抗炎症剤の腎におけるプロスタグランジン合成阻害作用による腎血流量の低下及びナトリウム、水分貯留傾向のためメトトレキサートの排泄が遅延するためと考えられている。


スルホンアミド系薬剤テトラサイクリンクロラムフェニコールフェニトインバルビツール酸誘導体


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


併用薬剤が血漿蛋白と結合しているメトトレキサートを競合的に置換遊離し、メトトレキサートの濃度を上昇させ、その毒性を増強させる。


スルファメトキサゾール・トリメトプリム


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


両薬剤の葉酸代謝阻害作用が協力的に作用するためと考えられている。


ペニシリン(ピペラシリン等)プロベネシド


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


併用薬剤がメトトレキサートの腎排泄を競合的に阻害するためと考えられている。


シプロフロキサシン


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


発現機序の詳細は不明であるが、メトトレキサートの腎尿細管からの排泄が阻害されるためと考えられている。


レフルノミド


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。


併用により骨髄抑制等の副作用を増強するためと考えられている。


プロトンポンプ阻害剤(オメプラゾール、ラベプラゾール、ランソプラゾール等)


メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。なお、高用量のメトトレキサートを投与する場合には、一時的にプロトンポンプ阻害剤の投与を中止することを考慮すること。


機序は不明であるが、メトトレキサートの血中濃度が上昇することがある。


ポルフィマーナトリウム


光線過敏症を起こすことがある。


ポルフィマーナトリウムは光感受性を高める作用があるため、光線過敏症を起こしやすい薬剤の作用を増強する。


放射線療法


軟部組織壊死及び骨壊死の発現頻度が高まるという報告がある。


機序不明


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-冷感、呼吸困難、血圧低下等があらわれることがある。2: 骨髄抑制(頻度不明)

-汎血球減少、無顆粒球症(前駆症状として発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状等があらわれる場合がある)、白血球減少、血小板減少、貧血等の骨髄抑制、再生不良性貧血があらわれることがある。,3: 感染症(頻度不明)

-呼吸不全にいたるような肺炎(ニューモシスティス肺炎等を含む)、敗血症、サイトメガロウイルス感染症、帯状疱疹等の重篤な感染症(日和見感染症を含む)があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、抗生剤、抗菌剤の投与等の適切な処置を行うこと。,4: 劇症肝炎、肝不全(いずれも頻度不明)

-劇症肝炎、肝不全、肝組織の壊死・線維化、肝硬変等の重篤な肝障害(B型又はC型肝炎ウイルスによるものを含む)があらわれることがある。,,5: 急性腎障害、尿細管壊死、重症ネフロパチー(いずれも頻度不明)

-急性腎障害、尿細管壊死、重症ネフロパチー等の重篤な腎障害があらわれることがある。6: 間質性肺炎、肺線維症、胸水(いずれも頻度不明)

-間質性肺炎、肺線維症、胸水等があらわれ、呼吸不全にいたることがあるので、観察を十分に行い、発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状があらわれた場合には、速やかに胸部X線等の検査を行い、本剤の投与を中止するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。7: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)

-発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。8: 出血性腸炎(5%未満)、壊死性腸炎(頻度不明)

-出血性腸炎、壊死性腸炎等の重篤な腸炎があらわれることがあるので、激しい腹痛、下痢等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。9: 膵炎(頻度不明)

10: 骨粗鬆症(頻度不明)

-骨塩量減少等の異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11: 脳症(白質脳症を含む)、その他の中枢神経障害、ギランバレー症候群(いずれも頻度不明)

-脳症(白質脳症を含む)、その他の中枢神経障害(痙攣、麻痺、失語、認知症、昏睡)、ギランバレー症候群があらわれることがある。12: 進行性多巣性白質脳症(PML)(頻度不明)

-本剤投与中及び投与終了後は患者の状態を十分に観察すること。意識障害、認知機能障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、構音障害、失語等の症状があらわれた場合は、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


過敏症 -発熱、発疹-蕁麻疹、そう痒
血液 -出血-低ガンマグロブリン血症、好酸球増多、リンパ節腫脹
肝臓 -ALT、ASTの上昇-黄疸、脂肪肝、Al-Pの上昇、LDHの上昇
腎臓 -BUN、クレアチニンの上昇-血尿、蛋白尿
消化器 -食欲不振、嘔気・嘔吐-口内炎、下痢、腹痛-消化管潰瘍・出血、メレナ、イレウス、舌炎、口唇腫脹
皮膚 -脱毛-光線過敏症、紅斑、色素沈着、色素脱出、皮下斑状出血、ざ瘡、結節、皮膚潰瘍
精神神経系 -頭痛-意識障害、しびれ感-眠気、目のかすみ、項部緊張、背部痛、味覚異常、めまい、錯感覚
呼吸器 -呼吸困難-咳嗽
生殖器 -無精子症、卵巣機能不全、月経不全、流産
その他 -倦怠感-膀胱炎、耳下腺炎、結膜炎、低蛋白血症、血清アルブミン減少、関節痛、動悸、胸部圧迫感、浮腫、悪寒

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
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富山県0
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福井県0
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三重県0
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広島県0
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宮崎県0
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