薬剤詳細データ

一般名

イリノテカン塩酸塩水和物

製品名

オニバイド点滴静注43mg

薬効名

抗悪性腫瘍剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

オニバイド点滴静注43mg

yj-code

4240404A3027

添付文書No

4240404A3027_1_03

改定年月

2022-10

第2版

一般名

イリノテカン塩酸塩水和物

薬効分類名

抗悪性腫瘍剤


用法・用量

フルオロウラシル及びレボホリナートとの併用において、通常、成人にはイリノテカンとして1回70mg/m2(体表面積)を90分かけて2週間間隔で点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量する。

効能・効果

がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な膵癌

相互作用:併用禁忌

アタザナビル硫酸塩(レイアタッツ)


骨髄機能抑制、下痢等の副作用が増強するおそれがある。


UGT1A1阻害作用のあるアタザナビル硫酸塩との併用により、イリノテカンの代謝が遅延することが考えられる。


相互作用:併用注意

他の抗悪性腫瘍剤、放射線照射


骨髄機能抑制、下痢等の副作用が増強するおそれがある。患者の状態を観察しながら、減量するか又は投与間隔を延長する。


併用により殺細胞作用が増強される。


末梢性筋弛緩剤


スキサメトニウム塩化物水和物、ベクロニウム臭化物、ロクロニウム臭化物等


末梢性筋弛緩剤の作用が減弱するおそれがある。


イリノテカン塩酸塩水和物の動物実験で筋収縮増強作用が認められている。


CYP3A阻害剤


イトラコナゾール、クラリスロマイシン、リトナビル等


グレープフルーツジュース


骨髄機能抑制、下痢等の副作用が増強するおそれがある。患者の状態を観察しながら、減量するか又は投与間隔を延長する。


CYP3Aを阻害する左記薬剤等との併用により、CYP3A4による無毒化が阻害されるため、カルボキシルエステラーゼによるSN-38の生成がその分増加し、SN-38の血中濃度が上昇する可能性がある。


CYP3A誘導剤


カルバマゼピン、フェノバルビタール、リファンピシン等


セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort:セント・ジョーンズ・ワート)含有食品


作用が減弱するおそれがある。本剤投与期間中は左記薬剤・食品との併用を避けることが望ましい。


CYP3Aを誘導する左記薬剤等との併用により、CYP3A4による無毒化が促進されるため、カルボキシルエステラーゼによるSN-38の生成がその分減少し、SN-38の血中濃度が低下する可能性がある。


ソラフェニブトシル酸塩


レゴラフェニブ水和物


骨髄機能抑制、下痢等の副作用が増強するおそれがある。患者の状態を観察しながら、減量するか又は投与間隔を延長する。


UGT1A1阻害作用のある左記薬剤との併用により、イリノテカン及びSN-38の血中濃度が上昇する可能性がある。


ラパチニブトシル酸塩水和物


骨髄機能抑制、下痢等の副作用が増強するおそれがある。患者の状態を観察しながら、減量するか又は投与間隔を延長する。


機序は不明だが、ラパチニブトシル酸塩水和物との併用により、SN-38の血中濃度が上昇する可能性がある。


副作用:重大な副作用

1: 骨髄機能抑制

-好中球減少(44.8%)、白血球減少(35.0%)、貧血(17.8%)、血小板減少(9.2%)、発熱性好中球減少症(2.5%)、無顆粒球症(0.6%)、汎血球減少症(0.6%)等があらわれることがある。,,2: 下痢(49.7%)

-重度の下痢の持続により、脱水、電解質異常及びショック(循環不全)等をきたすことがあり、特に重篤な白血球・好中球減少を伴った場合には、致命的な経過をたどることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、ロペラミド塩酸塩等の止瀉剤の投与等の適切な処置を行うこと。なお、本剤による重度の下痢として以下の2つの機序が考えられている。,,3: 感染症(10.4%)

-敗血症(1.8%)、肺炎(0.6%)等の感染症があらわれることがある。4: 肝機能障害(11.0%)、黄疸(頻度不明)

5: Infusion reaction(4.9%)

-アナフィラキシー、発疹、蕁麻疹、過敏症等を含むinfusion reactionがあらわれることがある。6: 血栓塞栓症(1.2%)

7: 腸炎(1.2%)、腸閉塞(0.6%)、消化管出血(頻度不明)

8: 播種性血管内凝固(頻度不明)

9: 間質性肺疾患(頻度不明)

10: 急性腎障害(1.8%)

11: 心筋梗塞・狭心症(頻度不明)

12: 心室性期外収縮(頻度不明)

副作用:その他副作用


心臓障害 -頻脈、心電図QT延長
耳および迷路障害 -回転性めまい
眼障害 -眼脂、眼刺激
胃腸障害 -悪心-嘔吐、口内炎、便秘、腹痛-口内乾燥、腹部膨満、胃食道逆流性疾患、膵炎、腹部不快感、消化不良、白色便、痔核、脂肪便、地図状舌
一般・全身障害および投与部位の状態 -無力症、発熱-悪寒、末梢性浮腫、易刺激性
代謝および栄養障害 -食欲減退、低カリウム血症-脱水、低マグネシウム血症、低ナトリウム血症、高血糖、低クロール血症、低リン酸血症、高ナトリウム血症、低タンパク血症
筋骨格系および結合組織障害 -筋肉痛、関節痛、筋痙縮、筋力低下、筋骨格硬直
神経系障害 -味覚異常-浮動性めまい、末梢性ニューロパチー、頭痛、灼熱感、異常感覚、傾眠
精神障害 -不安、うつ病、不眠症
腎および尿路障害 -頻尿
呼吸器、胸郭および縦隔障害 -しゃっくり、呼吸困難、発声障害、鼻出血
皮膚および皮下組織障害 -脱毛症-皮膚色素過剰、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚乾燥、爪の異常、多汗症、紅斑、光線過敏性反応
血管障害 -ほてり、静脈炎、高血圧、低血圧
その他 -体重減少-C-反応性蛋白増加

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
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