薬剤詳細データ

一般名

ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)注

製品名

アドセトリス点滴静注用50mg

薬効名

抗悪性腫瘍剤/微小管阻害薬結合抗CD30 モノクローナル抗体

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薬剤名

アドセトリス点滴静注用50mg

yj-code

4291425D1021

添付文書No

4291425D1021_1_14

改定年月

2023-11

第4版

一般名

ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)注

薬効分類名

抗悪性腫瘍剤/微小管阻害薬結合抗CD30 モノクローナル抗体


用法・用量

〈未治療のCD30陽性のホジキンリンパ腫〉 ドキソルビシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩及びダカルバジンとの併用において、通常、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として以下の用量を2週間に1回、最大12回点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。・成人には、1回1.2mg/kg(体重)・小児には、1回48mg/m2(体表面積) 〈未治療のCD30陽性の末梢性T細胞リンパ腫〉 シクロホスファミド水和物、ドキソルビシン塩酸塩及びプレドニゾロンとの併用において、通常、成人には、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として3週間に1回1.8 mg/kg(体重)を最大8回点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。 〈再発又は難治性のCD30陽性のホジキンリンパ腫及び末梢性T細胞リンパ腫〉 通常、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として3週間に1回1.8mg/kg(体重)を点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。 〈再発又は難治性のCD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫〉 通常、成人には、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として3週間に1回1.8mg/kg(体重)を点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。

効能・効果

CD30陽性の下記疾患: ホジキンリンパ腫 末梢性T細胞リンパ腫 再発又は難治性の皮膚T細胞リンパ腫

相互作用:併用禁忌

ブレオマイシン塩酸塩(ブレオ)


肺毒性(間質性肺炎等)が発現するおそれがある。


機序は不明であるが、ブレオマイシン塩酸塩を含む併用化学療法(ABVD療法注))に本剤を併用したところ、非感染性の肺毒性の発現がABVD療法よりも高い頻度で認められた,,。


注)ABVD:ドキソルビシン塩酸塩、ブレオマイシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩、ダカルバジン


相互作用:併用注意

CYP3A4阻害剤


ケトコナゾール等


本剤をケトコナゾールと併用したところ、本剤の血中濃度には変化は認められなかったものの、MMAEの血中濃度のAUC0-∞及びCmaxが34%及び25%増加した。本剤を強力なCYP3A4阻害剤と併用すると、好中球減少症等のMMAEによる毒性の発現頻度が高まる可能性があるので、併用する場合は、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。


MMAEの代謝には主にCYP3A4が関与しているため、CYP3A4阻害剤との併用により、MMAEの代謝が阻害され、MMAEの血中濃度が増加する可能性がある。


副作用:重大な副作用

1: 末梢神経障害(56.2%)

-末梢性感覚ニューロパチー(31.9%)、末梢性ニューロパチー(14.0%)、錯感覚(8.0%)、末梢性運動ニューロパチー(5.8%)、感覚鈍麻(3.2%)、筋力低下(2.3%)、脱髄性多発ニューロパチー(0.3%)、神経痛(0.8%)等があらわれることがあるので、しびれ、筋力低下等が認められた場合は、休薬、減量等の適切な処置を行うこと。,,,2: 感染症(23.8%)

-細菌、真菌、ウイルス等による重篤な感染症(肺炎(3.6%)、敗血症(2.0%)等)があらわれることがある。また、ニューモシスティス、カンジダ等の真菌、ヘルペス等のウイルスによる日和見感染に注意すること。,3: 進行性多巣性白質脳症(PML)(頻度不明)

-本剤の治療期間中及び治療終了後は患者の状態を十分に観察し、意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状があらわれた場合は、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。4: 骨髄抑制(58.2%)

-好中球減少(49.4%)、発熱性好中球減少症(13.3%)、貧血(12.9%)、白血球減少(11.5%)、血小板減少(4.3%)、リンパ球減少(3.2%)があらわれることがある。,,5: Infusion reaction(8.1%)

-アナフィラキシー(0.1%)、悪心(2.1%)、悪寒(1.0%)、そう痒症(0.7%)、咳嗽(0.4%)、じん麻疹(0.4%)、呼吸困難(0.6%)、低酸素症(0.2%)等を含むInfusion reactionがあらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに投与を中断し、適切な処置(酸素吸入、昇圧剤、解熱鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤の投与等)を行うとともに、症状が回復するまで患者を十分に観察すること。また、投与再開する場合は、必要に応じて投与速度を減じて慎重に投与すること。重篤なInfusion reactionが認められた場合は、投与を中止すること。6: 腫瘍崩壊症候群(0.4%)

-異常が認められた場合は投与を中止し、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。7: 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.2%)

8: 急性膵炎(0.1%)

-腹痛等の膵炎を示唆する症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。9: 劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(9.4%)

-劇症肝炎、ALT、AST等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。10: 肺障害(1.1%)

-呼吸不全(0.3%)、肺浸潤(0.3%)、肺臓炎(0.6%)、間質性肺疾患(0.1%)、急性呼吸窮迫症候群(0.1%)、器質化肺炎(頻度不明)等の肺障害があらわれることがある。

副作用:その他副作用


精神・神経系 -頭痛、味覚異常-浮動性めまい、不眠症、嗜眠、記憶障害、知覚過敏
消化器 -悪心(42.2%)、便秘、嘔吐、下痢、口内炎-腹痛、消化不良-上腹部痛、口腔咽頭痛、口腔内痛、口腔内潰瘍形成、腹部膨満、腹部不快感、胃食道逆流性疾患、鼓腸、咽頭炎、胃炎、吐血、舌潰瘍
呼吸器 -呼吸困難-咳嗽、労作性呼吸困難、しゃっくり、湿性咳嗽、肺塞栓症、鼻出血、鼻閉、咽喉絞扼感
血液/リンパ系 -リンパ節症、好酸球増加症
皮膚 -脱毛症-斑状丘疹状皮疹、そう痒症、発疹、皮膚乾燥、寝汗、注入部位疼痛、紅斑性皮疹、爪変色、多汗症、斑状皮疹、紅斑、じん麻疹、皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、そう痒性皮疹
眼 -結膜炎、眼充血
代謝異常 -食欲減退-脱水、高血糖、低カリウム血症、低マグネシウム血症、低ナトリウム血症、低リン酸血症
その他 -疲労、発熱-体重減少、筋肉痛、関節痛、無力症-四肢痛、骨痛、悪寒、上気道感染、筋痙縮、疼痛、背部痛、ほてり、口腔カンジダ症、頻脈、筋骨格痛、倦怠感、口腔ヘルペス、尿路感染、非心臓性胸痛、静脈炎、末梢性浮腫、鼻炎、顎痛、気道感染、帯状疱疹、潮紅、低血圧、単純ヘルペス、腫瘍フレア、毛包炎、頸部痛、LDH増加、AL-P増加、粘膜の炎症

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
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秋田県0
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広島県0
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