薬剤詳細データ

一般名

ボノプラザンフマル酸

製品名

ボノサップパック400

薬効名

その他の抗生物質製剤(複合抗生物質製剤を含む。)

添付文書(抜粋)

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薬剤名

ボノサップパック400

yj-code

6199104X1023

添付文書No

6199104X1023_1_17

改定年月

2024-09

第3版

一般名

ボノプラザンフマル酸

薬効分類名

用法・用量

通常、成人にはボノプラザンとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

効能・効果

〈適応菌種〉 アモキシシリン、クラリスロマイシンに感性のヘリコバクター・ピロリ 〈適応症〉 胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

相互作用:併用禁忌

〈ボノプラザンフマル酸塩〉


アタザナビル硫酸塩(レイアタッツ)


アタザナビル硫酸塩の作用を減弱するおそれがある。


ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用によりアタザナビル硫酸塩の溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下する可能性がある。


リルピビリン塩酸塩(エジュラント)


リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある。


ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下する可能性がある。


〈クラリスロマイシン〉


ピモジド


〔オーラップ〕


QT延長、心室性不整脈(Torsade de pointesを含む)等の心血管系副作用が報告されている。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン


〔クリアミン〕


ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩


血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


スボレキサント


〔ベルソムラ〕


スボレキサントの血漿中濃度が顕著に上昇し、その作用が著しく増強するおそれがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


ロミタピドメシル酸塩


〔ジャクスタピッド〕


ロミタピドの血中濃度が著しく上昇するおそれがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


タダラフィル


〔アドシルカ〕


左記薬剤のクリアランスが高度に減少し、その作用が増強するおそれがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


チカグレロル


〔ブリリンタ〕


チカグレロルの血漿中濃度が著しく上昇するおそれがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


イブルチニブ


〔イムブルビカ〕


イブルチニブの作用が増強するおそれがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


イバブラジン塩酸塩


〔コララン〕


過度の徐脈があらわれることがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期)


〔ベネクレクスタ〕


腫瘍崩壊症候群の発現が増強するおそれがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


ルラシドン塩酸塩


〔ラツーダ〕


ルラシドンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


アナモレリン塩酸塩


〔エドルミズ〕


アナモレリンの血中濃度が上昇し、副作用の発現が増強するおそれがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


フィネレノン


〔ケレンディア〕


フィネレノンの血中濃度が著しく上昇するおそれがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


イサブコナゾニウム硫酸塩


〔クレセンバ〕


イサブコナゾールの血中濃度が上昇し作用が増強するおそれがある。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。


相互作用:併用注意

〈ボノプラザンフマル酸塩〉


CYP3A4阻害剤


クラリスロマイシン等


ボノプラザンの血中濃度が上昇する可能性がある。


クラリスロマイシンとの併用によりボノプラザンの血中濃度が上昇したとの報告がある。


ジゴキシンメチルジゴキシン


左記薬剤の作用を増強する可能性がある。


ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある。


イトラコナゾールチロシンキナーゼ阻害剤


ゲフィチニブニロチニブエルロチニブ


ネルフィナビルメシル酸塩


左記薬剤の作用を減弱する可能性がある。


ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用により左記薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。


CYP3A4で代謝される薬剤


ミダゾラム等


左記薬剤の作用を増強する可能性がある。


ボノプラザンのCYP3A4に対する弱い阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。


強い又は中程度のCYP3A4誘導剤


リファンピシン


エファビレンツ等


ボノプラザンの血中濃度が低下する可能性がある。


左記薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、ボノプラザンの代謝が促進される可能性がある。


〈アモキシシリン水和物〉


ワルファリンカリウム


ワルファリンカリウムの作用が増強されるおそれがある。


腸内細菌によるビタミンKの産生を抑制することがある。


経口避妊薬


経口避妊薬の効果が減弱するおそれがある。


腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられている。


プロベネシド


アモキシシリン水和物の血中濃度を増加させる。


アモキシシリン水和物の尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている。


〈クラリスロマイシン〉


ジゴキシン


嘔気、嘔吐、不整脈等が報告されているので、ジゴキシンの血中濃度の推移、自覚症状、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、投与量を調節する等の適切な処置を行うこと。


クラリスロマイシンの腸内細菌叢に対する影響により、ジゴキシンの不活化が抑制されるか、もしくはP-gpを介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、その血中濃度が上昇する。


スルホニル尿素系血糖降下剤


グリベンクラミドグリクラジドグリメピリド等


低血糖(意識障害に至ることがある)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与を中止し、ブドウ糖の投与等の適切な処置を行うこと。


機序は不明である。左記薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。


カルバマゼピンテオフィリン,アミノフィリン水和物シクロスポリンタクロリムス水和物エベロリムス


左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、左記薬剤の血中濃度の推移等に注意し、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。


アトルバスタチンカルシウム水和物シンバスタチンロバスタチン(国内未承認)


左記薬剤の血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。腎機能障害のある患者には特に注意すること。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。


コルヒチン,,


コルヒチンの血中濃度上昇に伴う中毒症状(汎血球減少、肝機能障害、筋肉痛、腹痛、嘔吐、下痢、発熱等)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。


ベンゾジアゼピン系薬剤


CYP3Aで代謝される薬剤


トリアゾラム、ミダゾラム等


非定型抗精神病薬


CYP3Aで代謝される薬剤


クエチアピンフマル酸塩アリピプラゾールブロナンセリン等


ジソピラミドトルバプタンエプレレノンエレトリプタン臭化水素酸塩カルシウム拮抗剤


CYP3Aで代謝される薬剤


ニフェジピン、ベラパミル塩酸塩等


リオシグアトジエノゲストホスホジエステラーゼ5阻害剤


シルデナフィルクエン酸塩、タダラフィル〔シアリス、ザルティア〕等


クマリン系抗凝血剤


ワルファリンカリウム等


ドセタキセル水和物アベマシクリブオキシコドン塩酸塩水和物フェンタニル/フェンタニルクエン酸塩


左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。なお、トルバプタンにおいては、クラリスロマイシンとの併用は避けることが望ましいとされており、やむを得ず併用する場合においては、トルバプタンの用量調節を特に考慮すること。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。


ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病)


ベネトクラクスの副作用が増強するおそれがあるので、ベネトクラクスを減量するとともに、患者の状態を慎重に観察すること。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。


抗凝固剤


CYP3Aで代謝され、P-gpで排出される薬剤


アピキサバン、リバーロキサバン


左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。


クラリスロマイシンのCYP3A及びP-gpに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝及び排出が阻害される。


抗凝固剤


P-gpで排出される薬剤


ダビガトランエテキシラート、エドキサバントシル酸塩水和物


左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。


クラリスロマイシンのP-gpに対する阻害作用により、左記薬剤の排出が阻害される。


イトラコナゾールHIVプロテアーゼ阻害剤


リトナビルロピナビル・リトナビルダルナビル エタノール付加物等


クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度上昇による作用の増強等の可能性がある。また、イトラコナゾールの併用においては、イトラコナゾールの血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性がある。異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。


クラリスロマイシンと左記薬剤のCYP3Aに対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される。


リファブチンエトラビリン


左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性がある。また、クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度が低下し、活性代謝物の血中濃度が上昇し、クラリスロマイシンの作用が減弱する可能性がある。異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。


クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。また、左記薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、クラリスロマイシンの代謝が促進される。


リファンピシンエファビレンツネビラピン


クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度が低下し、活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性がある。クラリスロマイシンの作用が減弱する可能性があるので、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。


左記薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、クラリスロマイシンの代謝が促進される。


天然ケイ酸アルミニウム


クラリスロマイシンの吸収が低下するとの報告がある。


左記薬剤の吸着作用によるものと考えられる。


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

2: 汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)

3: 肝機能障害(頻度不明)

4: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)

副作用:その他副作用

〈胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症〉
消化器 -下痢(10.6%)-味覚異常、口内炎、腹部不快感、腹部膨満感
過敏症 -発疹
肝臓 -AST、ALTの上昇〈ボノプラザンフマル酸塩〉
消化器 -便秘、下痢、腹部膨満感、悪心
過敏症 -発疹
肝臓 -AST、ALT、AL-P、LDH、γ-GTPの上昇
その他 -浮腫、好酸球増多〈アモキシシリン水和物〉
過敏症 -発熱、発疹、じん麻疹-そう痒
血液 -好酸球増多、貧血
肝臓 -AST、ALTの上昇
消化器 -下痢、悪心、食欲不振-黒毛舌
菌交代症 -口内炎、大腸炎(カンジダ、非感受性のクレブシエラ等による)
ビタミン欠乏症 -ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)
その他 -梅毒患者の場合:ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応(発熱、全身倦怠感、頭痛等の発現、病変部の悪化)〈クラリスロマイシン〉
過敏症 -発疹-そう痒感
精神神経系 -めまい、頭痛-幻覚、失見当識、意識障害、せん妄、躁病、眠気、振戦、しびれ(感)、錯感覚、不眠
感覚器 -味覚異常(にがみ等)-耳鳴、聴力低下、嗅覚異常
消化器 -悪心、嘔吐、胃部不快感、腹部膨満感、腹痛、下痢-食欲不振、軟便、口内炎、舌炎、口渇-口腔内びらん、胸やけ、歯牙変色、舌変色
血液 -好酸球増多
肝臓 -AST、ALT、γ-GTP、LDH、AL-P上昇
筋・骨格 -筋肉痛
その他 -倦怠感、浮腫、カンジダ症、発熱-動悸、CK上昇、脱毛、頻尿、低血糖

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 1,216,369 0 3,143 32,719 143,157 217,238 246,958 254,920 244,897 70,789 2,548 0
女性 1,268,091 0 2,317 38,318 130,825 221,627 252,983 257,783 277,298 83,356 3,584 0
合計 2,485,770 0 5,460 71,037 273,982 438,865 499,941 512,703 522,195 154,145 6,132 0
男性 1,216,369 0 3,143 32,719 143,157 217,238 246,958 254,920 244,897 70,789 2,548 0
女性 1,268,091 0 2,317 38,318 130,825 221,627 252,983 257,783 277,298 83,356 3,584 0
合計 2,485,770 0 5,460 71,037 273,982 438,865 499,941 512,703 522,195 154,145 6,132 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道109,450
東北234,975
関東795,044
中部384,786
近畿435,439
中国・四国187,847
九州338,230
合計2,485,770
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道109,450
北東北58,262
南東北137,121
北関東124,249
南関東670,795
甲信越88,596
北陸48,454
東海279,167
関西404,008
中国120,654
四国67,193
北九州251,200
南九州57,390
沖縄59,280
合計2,485,770
都道府県別
都道府県名 合計
北海道109,450
青森県32,479
岩手県39,592
宮城県64,785
秋田県25,783
山形県31,466
福島県40,870
茨城県60,720
栃木県35,228
群馬県28,301
埼玉県118,598
千葉県110,614
東京都268,472
神奈川県173,111
新潟県47,054
富山県19,901
石川県17,738
福井県10,815
山梨県15,647
長野県25,895
岐阜県49,462
静岡県58,578
愛知県139,696
三重県31,431
滋賀県24,164
京都府45,098
大阪府180,270
兵庫県110,006
奈良県23,892
和歌山県20,578
鳥取県13,069
島根県15,323
岡山県24,439
広島県43,274
山口県24,549
徳島県11,354
香川県17,437
愛媛県23,303
高知県15,099
福岡県126,319
佐賀県26,222
長崎県31,304
熊本県40,271
大分県27,084
宮崎県21,400
鹿児島県35,990
沖縄県29,640
合計2,485,770
更新予告まとめ